初期流産の体験談

初期流産を受け入れて

現在1歳9ヶ月の子がおります らいらです。
私は27歳で結婚し、仕事を退職後 本格的に子どもを授かりたいと思うようになりました。
実は 今私は一児の母ですが、この子を産む前に約半年で初期流産を2度経験しました。
1度目は6週の終わりです。検査薬で陽性反応が出たため、産婦人科に5週の終わりに妊娠確認をしてもらいました。エコー写真にも 受精卵が写り、その写真を大事に胸に抱えて帰りました。産婦人科にかかってから 2、3日すると、時々お腹が痛いと感じることがありました。主人も仕事の土曜日、異常なお腹の痛みに トイレに行ったところ、出血していました。生理のような量で鮮血でした。痛みを我慢して なんとかタクシーで病院に行きましたが 診察結果は進行流産でした。
流産が進んでしまっていて 医者でも止められないものだと、言われたこと、痛みが酷いので 緊急で ソウハ手術(子宮内の妊娠組織を全て掻き出す手術)を行いましょう。と冷静に先生に伝えられ、頭が真っ白になりながら、手術の同意書に主人のサインが必要だと、痛みをこらえながら職場に電話をしました。
主人を待っている間、手術室で点滴と子宮内を広げるバルーンを入れて待ち、サインと同時に麻酔がかけられ、手術が始まりました。目が覚めると、手術は終わっていて、その日のうちに家に帰りました。
さっきまで お腹にあった幸せが こんなにあっさりなくなってしまったことが信じられず、手術後から飲む子宮収縮の薬の痛みに何度も涙しました。
3ヶ月ほど経ち、生理が落ちついてきたこともあり先生からは 妊活を再開して大丈夫とは言われましたが、不安と 流産の悲しみから立ち上がれずにいました。
一度妊娠を意識すると 周りの妊婦さんや子連れの方に いつも以上に気づくようになり、最初は妊娠さんや 可愛い子供達を見るだけで辛かったのが、やっぱり 私も主人との子供が欲しいと思うようになりました。
2度目の妊娠は、1度目の流産から約半年後でした。
この2度目では 心臓までできていて、1度目とは違う、大丈夫と自分に言い聞かせていました。
7週目の終わりに鮮血の出血があり、 病院で診察してもらったところ、切迫流産と言われました。心拍もモニターで確認できました。自宅で安静にするしかないと 言われ、自宅安静をするため、実家の母に来てもらったその日の夕方、急に お腹がグーっと痛くなったと思った瞬間、赤ちゃんの入っている袋がグッと出て来てしまいました。すぐに これが赤ちゃんのいる組織だとわかりました。どうすることもできず、ただ呆然と 赤ちゃんがいるであろう組織を抱きしめて 泣きました。お腹の痛みも組織が出てしまうと全くなくなり、普通の生理が始まったようでした。実母も私の様子を見て かける言葉もなく、私を抱きしめ 涙していました。
主人も ちょうど仕事から帰ってきた瞬間の出来事で 呆然としていました。
さっきまで 動いていた心臓をモニターで見たのにどうして!と何が起きているのか理解できませんでした。でも、お父さんが帰ってくるまで、なんとか私の体の中で頑張っていたのね、偉かったね!とお空に帰った赤ちゃんに話しかけて 次の日に病院に行きました。
やはり、出てしまったのは 赤ちゃんの組織で子宮は綺麗になっているとのことでした。組織も異常がないか、調べてくれましたが、特に異常もなかったと言われました。先生からは 人間は人生に10度妊娠する中で2回はダメになってしまうことがあると言われているよ!その2回が続けて最初に来たと考えよう。そう言われました。でも、次は?次もダメになってしまったら?と妊娠が怖くて仕方なかったです。
主人と二人で 悲しみを受け入れ、妊活を再開し、切迫流産にもなりましたが無事 子どもを産むことができました。無事に産まれた子供には、時々、あなたには2人、空から見守ってくれている兄妹がいるのよ。と伝えています。きっと 私のお腹に来てくれた意味があり、自分の命を精一杯生きてお空に帰っていったんだと思うと 人間の形になる前の流産だとしても その命が愛おしくて仕方ありません。
未だに思い出せば涙が出ますが、あの子たちがお空から見守ってくれてると思うと日々 笑って、恥ずかしくない生き方をしなければ!と思います。

後輩ママへのアドバイス

流産は本当に悲しいことですよね。私は未だに仲の良い友達にも 流産したことを言えずにいます。言う必要もないと思っていますが、知っているのは家族と、家が本当に近く、家族ぐるみで付き合っている友人のみです。悲しみを乗り越えてはいません、未だに 受け入れられてるかも自信がないですが、私のお腹に来てくれたことをこれからも感謝して生きたいと思っています。

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