妊娠9週で流産しました
妊娠9週目で流産しました。生理が遅れていて「もしかして」と思い妊娠検査薬で検査をしたところ陽性反応が出て、夫婦で喜んでいました。初めて産婦人科へ行ったのは妊娠6週目を過ぎた頃で、心拍も確認されてひとまず安心していました。すぐにつわりも始まり、お腹は空くけど食べられない、でも何か口に入れるとすぐに吐き気が押し寄せてきました。
妊娠8週目に入る頃に不正出血が起こりました。それまでにも何度か出血はあったものの、血の色は赤褐色だったし、産婦人科医からも「赤褐色は過去の血が今出てきているだけだから問題ない。鮮血の場合や生理2日くらいのお腹の痛みだったら問題あり」と聞いていました。そのときの出血は鮮血で、腹痛はなく少量でした。ですがこの頃から、不思議とつわりが少し落ち着いてきました。
その後も少量の鮮血が続き、さすがに不安になってきたので妊娠9週目に産婦人科へ。受診したところ、赤ちゃんの成長が止まっており、心拍も確認できませんでした。念のため2日後に再確認ということになりましたが、ただただショックでした。
2日後、再診の結果やはりお腹の赤ちゃんは亡くなっていました。この時期の胎児死亡は少なくないということを聞きましたが、「つわりの中、無理に仕事をしたからか」「重いものを持ったからなのか」と自問自答ばかりしました。
手術は2日後に繋留流産手術を受けました。全身麻酔だったので、手術が終わって目が覚めると、お腹の中に赤ちゃんはいない。不思議な感覚であり、ですがそれが現実だと理解しているようで出来ていませんでした。
この時期の流産は決してお母さんのせいではありません。自分が流産して、それを言われても「そんなことない」と思い込んでしまいますが、時間が経つとともに「赤ちゃんが自分の意思で帰ったのかな」なんて思えるようになりました。
時間とともに、感情も変わっていきます。無理はせず、周りに合わせようとしないでください。