初期流産の体験談

急につわりが楽になり、直感でわかりました

妊娠7週目で心拍が確認でき、ほっとしたのも束の間…妊娠9週目で、肺に水が溜まっているような影があることが指摘されました。
大学病院の受診を勧められ、翌日大学病院へ。そこでも同様の指摘がありましたが、医師からは「成長につれて水がなくなる子もいれば、そのままサヨナラする子もいて、今は判断できない」…と。そのときは、赤ちゃんの心臓は元気に動いていて、手足もピクピク元気に動かしていて、その姿はとても愛らしく見えました。8週目に入る頃から悪心(ちょっと気持ち悪いけど吐くほどじゃない感じ)があり、なんとなく体調が良くない日が続いていて、「これがつわりかぁ。赤ちゃんが元気な証拠だよね!」と思って、自分を奮い立たせていました。
しかし、その3日後、外出している途中にふっと身体が軽くなり、それまであった悪心がぴたっと無くなりました。そのとき、直感的に、「ああ、もしかしたら…」と大きな喪失感を感じました。悲しい気持ちとは裏腹に、体調はすこぶる良くなり、食欲も湧くしよく眠れるし…ふつうの健康体に戻った感覚でした。
その更に3日後、病院に行くと、赤ちゃんの心臓は止まっていました。ピクピク元気に動いていた手足も、もう一ミリも動いていませんでした。
そこまでに、腹痛や出血などは全くありませんでした。その後も出血は無く、5日後、稽留流産手術をしました。

後輩ママへのアドバイス

私とおなじように、肺に水が溜まっているようになった場合、心拍が確認できてもそのあとにサヨナラしてしまう可能性があります。
つわりが止まったなどの変化は、母親本人にしかわかりません。そうした直感や感覚は見過ごさず大切にしたほうが良いと思いました。
サヨナラしてしまうのはとても悲しいことですが、そこから稽留流産手術をして、2ヶ月後、新しい命を授かりました。今はとっても元気な2歳半の男の子が、側で笑ってくれています。

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