怖いだけじゃない、前置胎盤
近所の産婦人科にて妊婦健診をうけた時、前置胎盤という診断を受けました。妊娠25週頃だったと思います。子宮が大きくなるにつれて改善していく可能性もあるということで様子を見ていましたが結果は変わらず、31週でNICUのある総合病院に転院することになりました。
その間時々少量の出血があったり、お医者さんからも「お腹がはると大量出血をすることがある」といわれていたのでとても不安でしたが、自分はハイリスクな妊婦なのだと自覚をもって、遠出を避けたりなるべく横になって過ごすように心がけていました。
総合病院に転院してからは帝王切開の日程を決め、輸血用の自己血を2回に分けて摂っておくなどの準備をしました。
結局は手術の予定日よりも10日ほど早く出血が起きてしまい、そのまま緊急手術で出産をすることになりましたが、心の準備や先生方との信頼関係もできていたので、あまりパニックにならずにすんだと思います。
赤ちゃんは2000グラムに満たない低体重児でしたが、NICUというきちんとした設備のある総合病院で出産できたため、スムーズに看護をしていただけました。
公立の総合病院だったため食事や設備はとても質素でしたが、母子の健康に関しては万全のサポートをしていただいたと思います。最近は豪華なセレブ産院などが憧れの対象になるようですが、私はこの総合病院で出産できて良かったなと思っています。
前置胎盤は帝王切開手術がマストになるため、イメージしていたようなお産ができなくなるとがっかりする妊婦さんもいるかもしれません。しかし、帝王切開は赤ちゃんとお母さんにとって最も適切で安全な処置ですし、術後の傷も3日も我慢すればなんてことないですよ。(ただしその3日間は、痛み止めとお友達になる覚悟が必要です・・・)
自覚症状がない病気ですが、突然の大量出血も起きやすく、非常にリスクの高い妊娠であるという自覚を持って慎重に行動してください。あとはお医者様に任せていれば大丈夫です。
何が起きても大丈夫なように、早めに入院の準備をすませておくのがオススメです。
普通分娩よりも入院期間は少し長くなりますが、保険がきいたり助成が出たりするので、普通分娩よりもずっと安く済みますよ。