私の前置胎盤体験談〜診断から脱出まで〜

ちょうど安定期に入ったばかりの妊娠5ヶ月目（16週0日）に、ごく少量ですが薄いピンク色の出血があり、緊急で産科を受診しました。着床時にも出血があった為、もともと妊娠2ヶ月目から切迫流産と言われていたのですが、この日のエコー検査の結果、胎盤が子宮口全体を覆っている「全前置胎盤」の状態で出血しやすくなっていると診断されました。

とにかく安静が必要との事で仕事に行くのも禁じられ、休職を余儀なくされました。入院はせずに自宅安静で良かったのですが、外出は禁止・トイレとシャワー以外はずっとベッドで横になっているように指示されました。実家が遠方で親に頼る事が出来ない為、家事と息子（3歳）の世話はほぼ全て主人に担当してもらいました。息子は保育園に通っていますが、主人が残業等でどうしても保育園のお迎え時間に合わない場合には、ファミリーサポートに依頼して乗り切りました。

じっと安静にしていた甲斐があったのか、4週間後の妊娠20週の健診の時には胎盤が上がってきていて、子宮口の全部ではなく一部を覆っている「部分前置胎盤」になっていました！ところが、胎盤が上がって来た事に安心し、自己判断で家事をしたり近所のスーパーに出掛けたりしていたところ、翌週（妊娠21週）また少量の出血が…。すぐに受診したところ、また胎盤の位置が下がってしまっていました。

反省し、それからはまたじっと安静に過ごしました。その後は出血する事もなく、お腹が大きくなるにつれて胎盤も上がって行き…妊娠8ヶ月目（妊娠28週）、ついに前置胎盤から脱出できました！30週まで前置胎盤のままであれば総合病院へ転院し管理入院が必要と言われていた為、本当にホッとしました。

その後、胎盤の位置は問題なく経過も順調で、現在は臨月に入り赤ちゃんに会える日を待っているところです。