前置胎盤の体験談

胎盤は動く!

診断されたのは、安定期に入ってすぐ、16週の健診のときでした。2人目の妊娠時です。
いつものように経腹エコーで赤ちゃんの様子を見ていると、ドクターの手が止まり、「もみのきさん、最近出血とかない?」と。
初期に1度微量の出血をして切迫流産と診断されていたので、「え、また血腫があるの!?」とドキドキしながら「いいえ、何も変わったことはないですが…」と答えました。
身支度を整え、改めてドクターのお話を聞くと、胎盤が下の方についており、一部子宮口を覆ってしまっているとのこと。
「部分前置胎盤といって、胎盤の端っこが子宮口にかかっている状態なのね。この状態で子宮収縮があるとひどく出血して赤ちゃんにあまり良くないの。だから張りには気をつけて。出産までこの状態だと経膣では産めないから帝王切開になるけど(大出血になってしまうから)、まぁ部分前置胎盤ならこの先子宮が大きくなるにつれて胎盤も引っ張られて上に上がっていくことも考えられるし、先のことはあまり心配しすぎなくてもいいと思うけどね。」と言われ、気にした方がいいのか気にしない方がいいのかどっち!?と混乱しながらも、とにかくお腹の張りには敏感になろう!と決めました。また治療法はないので、胎盤が上に上がってくれることをただひたすら祈る毎日でした。

この頃は胎盤が出来上がったばかりの時期ですから無理もないのでしょうが、それまで何も異常を指摘されていなかったので驚きましたし、1人目のときにお腹が張りやすく、切迫流産・切迫早産を経験していたので、今回も張りやすいだろうなとは思っていたのですが、張ると良くないと言われどうしたらいいのかパニックになりました。
でも私にできることは1つだけ、なるべくお腹が張らないようにすることだけです。
疲れたら横になる、ストレスを溜めない、便秘にならないようにする(いきむのが良くないので)、水分を十分に摂る(アメリカで1人目を妊娠しているとき、切迫早産になった際にドクターからアドバイスされました。水分不足だと子宮収縮が起こりやすいそうです)ことに気を配って過ごしました。
17週で痛みのない張りが7分間隔で起こり、真夜中に病院に駆け込んだときには1人でベッドに横たわり生きた心地もしませんでしたが、幸い陣痛にはつながらず、出血もありませんでした。
特に治療もせず、ただただ祈ることしかできない毎日は辛かったですが、幸い34週の健診で胎盤が十分上がっていることがわかり、通常どおり経膣分娩で赤ちゃんを産むことができました。

後輩ママへのアドバイス

私の場合は部分前置胎盤でしたが、子宮口全体を覆っている場合等、程度によって診断名が異なり、対処法も変わってきます。入院になる方も。
ママは心配になると思いますが、ドクターの指示に従って、胎盤が上方に移動してくれることをひたすら祈りつつ、無事に元気な赤ちゃんを出産できるように頑張りましょう!
無理をせず、ゆったりとしたプレママライフを。

参考になったらここをクリック(ログイン不要)
ありがとう!10 ありがとう
\ あなたも体験談を投稿しませんか? /
次の体験談へ
\ あなたも体験談を投稿しませんか? /