産まれてくる赤ちゃんの逞しさ

二人目を里帰り出産で産むため、実家に帰省して最初の検診(33w)で、経管が2センチもないと判明しました。一人目でも同じような経験をしていたので、またかー、でも大丈夫だろうと思いながら処方された張り止めを飲んで翌週、さらに経管が短くなっており、また子宮口も柔らかくなっているとのことで即入院になりました。一人目がまだじいじばあばに慣れておらず、安静に過ごしてはいられない状況だったので、お風呂も寝かしつけも自分でやっていました。からだに負担がかかっていたのだと思います。

入院中は居室以外は車椅子移動、出来るだけベッド上で安静に過ごすという制限の中での生活でした。張り止めの飲み薬が３日後には点滴となり、午前中に赤ちゃんとおなかの張りを確認するモニターをつけ、張りの回数が増えると点滴の強さが増していきました。わたしの場合は上の子が泣き叫んで大変だろうとのことで入院中は会えずにいました。自営業とはいえ両親には迷惑をかけてしまいました。突然母親がいなくなった環境で過ごすことは、子供にも凄く寂しい思いをさせたと思います。でも子供も子供なりに考えて学んで成長してくれていて、会えることを楽しみに過ごしていました。

１週間を過ぎてくると、日中の過ごし方や病院食が段々と憂うつになってきました。同室の妊婦さんたちとの会話も早く子供に会いたい、元気に産まれてきてほしい、早く家に帰りたいという内容で、みんな入院生活に疲れているのだなぁと思っていました。

36週1日になる深夜、ベッド上での突然の破水で跳ね起き、トイレに駆け込んでナースコールを押しました。張りが強かったりなどの兆候もなく、突然の破水だったので、わたしも宿直の助産師さんもビックリ。モニターをつけながら旦那と実家に連絡をして、旦那は深夜の高速道路を跳ばして駆けつけてくれました。一人目も深夜の破水で呼び出しだったので、ある意味慣れたとのことです。

張り止めはつけたままで陣痛の様子をみながら、痛みの間隔が短くなってはいったものの、痛みは収まり朝を迎えました。医師出勤後に点滴を外して陣痛を待ち、外してから3時間ほどで無事男の子を出産しました。安静に過ごしていたので赤ちゃんの大きさも十分あり、少しだけ呼吸が早いので保育器に入れて様子をみるとのことでした。保育器も３日で出ることが出来、少しだけ早く産まれてきたとは思えない育ちぶりでした。早くわたしとお姉ちゃんに会いたかったとしか思えないくらいです。今４ヶ月ですが、他の同じ月齢の赤ちゃんよりも大きくムチムチになっています。病気もなく、心配事は寝返りが出来るのかということくらいです。