何よりも安心出来る病院で出産したかった

私は結婚が他の人よりとても遅くて41歳の時でした。
今は晩婚化の時代とはいえ、かなり遅い結婚でその後すぐに流産も経験しました。
40歳を過ぎると妊娠したとしても妊娠継続が難しい。出産しても子どもは無事かどうか。
そんな不安しかありませんでした。
妊活、不妊治療を経て妊娠したのは42歳の時。
このまま無事に大きくなってくれるのか不安でした。初期の頃は毎日何もありませんようにと祈る気持ちでした。
それでも何事もなく安定期と言われる時期になり、やっと気持ちも安定してきました。
私は定期的な診察は近所のレディスクリニックで受診していました。そこでは出産は出来ないので出産する病院は別に選ばないといけませんでした。
住んでる所の隣の駅前に評判のいい人気のあるキレイなマタニティクリニックがあり、そこは所謂至れり尽くせりのクリニックで、入院中毎食ご馳走が出たりエステがあったりと夢のような入院生活がで送れると評判でした。
出産する時は43歳になる、それなら一度きりの出産を楽しむのもありかなと思いました。でもそう思ったのは一瞬。
何よりも赤ちゃんを無事に産むことが一番なのです。私は年齢だけでも高リスクな妊婦。
そう考えると通っているレディスクリニックの先生が昔いた総合病院での出産が一番だと思いました。
その総合病院は、やはり隣の駅にあったのですが駅から少し距離がありました。
なので近所のレディスクリニックにはギリギリまでお世話になり、妊娠8ヶ月から総合病院に通いました。運転できたのが幸い、自分で車を運転して通ってました。

総合病院は建物も古くて食事も普通でしたが、何かあった時の安心感がありました。
私は出産前日から入院していましたが、万一の事があっても対応してもらえるというのと、クリニックの先生の事を知っている先生が総合病院にいたのもあって、リラックス出来ました。
出産は大変だったのですが、安心感というのは出産において大切なことなんだなあと思うと私の病院選びは正解だったと思います。
そしてやはり若い人と比べると体力がなく、出産後はグッタリしてしまいました。
足腰ガタガタで座るのも大変なくらい、体はボロボロでした。
その総合病院は母子別室で入院中はお母さんはゆっくり休んでてねという感じだったので、のんびりと過ごせたのも良かったです。

後から聞いたところによると、きれいなのマタニティクリニックで出産しようとしても問題があると私がお世話になった総合病院に転院になることもあるそうで、それなら最初からここで良かったんだなども思ったものです。
高齢出産は安心感が一番なんだなあと思いました。