43歳11ヵ月での出産!!
不妊治療を39歳から始めました。約3年半ほど通ったクリニックではタイミング法から始め、年齢のこともありすぐに人工受精に切り替えました。40歳を過ぎると、体外授精を勧められましたがなかなか気持ちの切り替えがつきませんでした。そこで婦人科検診をし、卵菅の通りを良くする「卵菅造影検査」をすると妊娠しやすくなるかもしれないと言われ、「痛みも伴う検査です」と言われ、恐怖心でいっぱいの中、検査しました。ズーンと重い痛みでとても不快な感じの検査ではありましたが、ネットなどで言われているほどすごい痛いとは思いませんでした。検査の結果異常なし。もともとスムースに卵菅は通っていたようで、なんだか損したような思いだったのを覚えています。
その後は体外授精を三回しましたが、排卵誘発剤を打っての処置だったため、卵巣が腫れたり体温が不安定になったりして、一度体外授精を行うと3ヶ月ほど休まなければならずなかなか前に進めない状況にイライラし、泣いた日もありました。そこで、最後と思い、42歳で転院しました。東京まで朝早く起きて高速バスにのり、人気のクリニックに通うことにしたのです。そこでは駐車の誘発剤は必要ないと言われ、採卵も麻酔はなし。そのまますぐに帰れるというのもとても身体が楽でした。2回目の採卵で二つ卵が採れ、初めて顕微授精をしました。移植して次の診察の一週間後に大震災。私の住む茨城県も多大な被害。その3日後に検査薬で陽性反応。余震で揺れまくるなか、東京まで通い、七週目で地元の大学病院に紹介状を書いてもらい通院しました。
8か月目で家族の薦めで陽水検査をしました。遺伝子に転座があるということでしたが、親の遺伝子検査もした結果、子供には異常は出ないという結果。
ほっと胸を撫で下ろすも、次は妊娠糖尿病の疑いでインスリンを渡される。
お腹の子はその後も順調でいよいよ出産予定日。…兆しなし。
四日後の夜中に破水して夫とタクシーで病院へ。八時間分娩台でがんばったのち…
「お子さんが危ない状態です。帝王切開に切り替えましょう」
急遽帝王切開になり、無事出産。43歳と11ヵ月でした。やっと出産を終えて半笑いで達成感に満ちたわたしでしたが…
入院5日目から心に異変が…。
産後うつ病になり、心療内科の先生のカウンセリングを受けながら泣きながらの入院生活でした。
とりあえずは、なんとかなります。でもなるべくは適齢期での出産をおすすめします。不妊治療をする場合は後悔のないようにできる限りの事はやりましょう。転院も時にはおすすめします。