妊娠中だけではない！高齢出産の産後トラブル

わたしが初めて出産を経験したのは36歳でした。
妊娠中や出産時、正直自分では「高齢妊婦」と感じませんでした。
実際妊娠中は大きな問題もなく、何もかもスムーズに進んでいると思っていました。
しかし高齢出産の洗礼は出産時から立て続けに始まったのでした。

予定日通りに陣痛が来てスムーズに行くと思ったお産は実際35時間もかかった難産でした。
陣痛は来たもののなかなか子宮口が開きませんでした。
助産師さんや看護師さんに「高齢出産の人はまだまだ時間がかかるかもね～」と言われ何度も心が折れかかりました。
挙句の果てに出産時に切開したにもかかわらず直腸まで裂けてしまうという悲惨な事態となりました。
1ヶ月はドーナツ座布団にお世話になりました。
もちろん人それぞれだとは思いますが高齢の場合は子宮口が硬く、時間がかかったり会陰が裂けたりする傾向にあるようです。

産後は産後で早速「鬱」になりました。
入院中、母乳が出ないと言っては泣き、自分は良いお母さんになれないと落ち込む・・・そんな暗いお母さんでした。
看護師さんや助産師さんには「高齢出産の人は色々経験している分考えすぎる傾向にある。真面目にやりすぎる。若い子の方が柔軟で良い意味で手を抜ける。」と言われました。
これも性格によると思いますが、今思うと確かに若い頃の勢いはなく、慎重で、怖がりながら赤ちゃんのお世話をしていたと思います。
身体のトラブルも次々と起こりました。
入院中は血圧が高くなりすぎたり足のむくみもひどく、退院時はサンダルが履けなかった程でした。
退院してからも産後2週間で精神的ストレスからめまいが起こるメニエール病にもかかり、じんましんも発症しました。
思ったよりも軽いフットワークで動けない自分の体にひしひしと高齢を感じました。