高齢出産の体験談

38週目に生まれた娘は低体重児でした

34歳のときに結婚しました。年齢的にタイムリミットが近くなっていたので結婚してすぐに妊娠の準備に取り掛かりました。まずは葉酸を飲み始め、風疹の予防接種もしました。予防接種をしてから2ヶ月は妊娠してはいけないので避妊し、2ヶ月が過ぎた時点から基礎体温を計り、アプリを使って排卵日をチェックしました。排卵日に合わせて夫に協力してもらい、翌々月には妊娠することができました。

妊娠中は大きいトラブルはありませんでしたが、血液検査で血小板が少ないと言われました。場合によっては大きい病院に転院しなければいけないかもしれないとのことでした。なんとか血小板数値を上げようといろいろ調べて、ポリフェノールが入った小豆茶やラクトフェリンのヨーグルトを食べてなんとか数値を上げることができました。

しかし、35週目くらいから胎児の体重があまり増えませんでした。確かに私のお腹は小さかったです。原因はわかりません。他は特に問題なかったのでそのまま臨月を迎えたのですが、37週目の検診でこれ以上大きくなる見込みがなさそうと言われ、翌週に入院して誘発分娩をすることになりました。

土日に美味しいものを食べて行きたいところにも行って、寝る前にお腹をさすりながら「もう出てきてもいいよ〜」と言いました。

そしたらその夜の2時頃から陣痛が始まり、朝6時に病院に行きました。陣痛はあるもののあまり進まなかったので、朝9時にバルーンを入れて陣痛を促しました。そこから激しい陣痛が始まり、午前11時過ぎには娘が生まれました。小さかったので出てくるのは早かったです。

体重は2210g、予想通り小さい赤ちゃんでした。小さかったので吸う力がなく、1日目は鼻からチューブを入れて栄養補給しました。力がなくてすぐ寝ちゃうので授乳するのも大変でした。

病院の方針で2500g以下の子は母子同室ができず、新生児室の外にも出してもらえなかったので夫はしばらく抱っこもできませんでした。2500g以上になるまでは退院もできなかったので、私だけが先に退院して10日くらいは搾乳した母乳を毎日病院に届けました。

そんな娘ももう2歳になり、今はすごく元気に育っています。母子同室できなかったときはすごく悲しくて泣いたりもしましたが、むしろ一人で体を休めたからよかったかもしれません。

後輩ママへのアドバイス

年齢が上がれば上がるほど妊娠は簡単ではありません。まずは夫婦でちゃんと話をして計画を立てることが大事です。

妊娠は大変だけど、本当の始まりは生んでからです。高齢になると体力が落ちます。しかし子供はあり得ないくらい元気です。体力作りとしっかり食事を摂ることが大事です。子供といると自分の食事なんて気遣う余裕もありまえんが。

だけど高齢になって生んでよかったと思うときもあります。これだけ自分の時間が持てないんだから、若いときにやりたいことやって旅行もたくさんしておいてよかったと思いました。少し大人になったからか、心に余裕があり子供にあまり怒らないです。

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