高齢出産の体験談

39歳で第一子を出産しました

特に子供が欲しかったわけでもないのですが、40歳になるまではできてもいいかなと成り行きに任せていたら39歳で妊娠しました。

2週間ほど生理が遅れて、もしかしたら?と思いはじめ、さらに1週間待ってから産婦人科に行きました。どちらにしても病院に行くのだからと思い、自宅でできる検査薬はあえて使いませんでした。

病院に行く頃には、ほぼ妊娠を確信していたのですが、愚かなことに私はそれまで常習していたお酒とタバコがなかなか止められず、(まだ確定してないし、いいじゃん)と自分に言い訳しつつ、飲んだり吸ったりしていました。最低ですね。

病院で確定してからは、さすがの私も真面目に禁酒、禁煙しました。出産経験者から妊娠したら身体がタバコを受け付けなくなったという話を聞いていたので、自分もそうなるかと期待していたのですが、私の場合つわりも食べ物の好みの変化なども全く無く、相変わらずお酒が飲みたかったしタバコも欲しかったです。6ヶ月の頃に仕事をやめて家にいる時間が多くなると、手持ちぶさたでますますタバコが吸いたくなり困りました。そういう時はネットで、妊娠中の飲酒や喫煙が胎児に与える悪影響の記事を読みまくって、ブレーキにしました。


ところで私の弟は母が37歳の時に出産した第三子ですがダウン症です。当時、高齢出産が原因だと説明されたそうです。

家族にとって弟は今も愛すべき存在ですが、一方で障害児を育てる苦労をさんざん味わってきた両親は、羊水検査を強く勧めてきました。夫もどちらかというと診断を受けてほしかったようですが、最終的な決断は私に任せると言う態度でした。

かなり悩みました。それこそ、ネットの役に立つ情報、全く役に立たない情報、どちらも溢れている中をかなり彷徨いました。

結局、検査は受けませんでした。検査でわかる障害はダウン症などいくつかの遺伝子の異常だけで、せっかく高いお金とリスクを払って検査を受けてもそれをすり抜ける障害の方が多いなと思ったのが主な理由です。

出産には、なりゆきで母が立ち会ってくれたのですが、子を産み落とした時の母の第一声が「良かった〜(ダウン症じゃないよ)」でした。子供が必ずしも健常に生まれてくるとは限らないことを身をもって知っている母としては、元気な赤ちゃんの顔を見るまで、心配で心配で仕方なかったようです。


妊娠の検査をしたクリニックでは分娩はしていないので、お産までできる病院に紹介状を書いてくれるとのことでした。施設がキレイとか、食事が豪華など、色々な産院がありますが、私は高齢出産なのでいろんなトラブルにすぐ対応できそうな総合病院を選びました。自宅から徒歩で通えるというのも選んだポイントです。結局、出産までの8ヶ月余り、片道20分の道のりを歩いて通院したのは良い運動の機会でもありました。


けっこうウォーキングなども頑張っていましたが、出生前予定日当日の検診で全く生まれそうに無かったので陣痛促進剤の使用を勧められました。胎児の心音や羊水の量などに異常は無かったので、もう少し待ちたいなら待っても構わないと言われて迷いましたがどうせ何日かの間に産むことは間違いないんだし、急に産気づいてバタバタするならもう入院して産んでしまった方が無難かなと思って承諾しました。

陣痛促進剤の点滴をして間もなく陣痛が起こり、その5時間後にはもう産まれていたので安産だったと思います。予定日から2日後の出産となりました。

後輩ママへのアドバイス

出産そのものよりも、産んでから「しんどいね、高齢出産…」と感じることが多いのです。抜け毛の凄いのは若い人でも同じだそうですが、そのあと白髪が増えます。カルシウムが奪われるのか、ツメが薄くなり以前より欠けやすかったり。そして、赤ちゃんのおんぶに抱っこ、歩き出したら後ろを追いかけて回るので腰痛にヒザ痛に悩まされることも。

あと、高齢出産ママ友がいるといいかも。児童館みたいなところに行くと、下手したら私の娘でもおかしくないぐらいの歳のママや、それは極端でも10歳若いのは普通ですし、同世代と思ったら既に上にお子さんがおられてそちらのつながりで私には入れないママ友の輪が出来てたりするので、打ち解けてしゃべれるママ友が若い人よりは作りにくいです。出産するまでは、ママ友wとちょっとバカにしてたというか、自分には必要ないみたいに思ってましたが、実際育児をしてみると、同じ場面で共感しあえる友達がいるのって楽しいです。

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