出産するまで続いた辛さ
37歳で出産しました。
妊娠が発覚した5週目から、徐々に胃のムカムカが激しくなり、いつの間にか強い吐き気に変わりました。10週位になると食べ悪阻も加わり、食べては気持ち悪くて吐く、お腹が減っていては気持ち悪くて吐くを繰り返し、もうどうにもならない状態でした。
なぜかオレンジジュースだけは受け付けたので、あのときはオレンジジュースとお湯を飲んで凌ぐ日々を送っていました。16週位で落ち着いてはきたのですか、胃のムカムカと胃酸が上がってくる感じは出産直前まで続くことになります。
そして、この頃から目眩も頻繁におきるようになりました。
28週位になると、耳が詰まったような感じがおき、自分の話し声が頭の中で響くように聞こえる、不快な現象が始まりました。これは頭を下に向けると改善されます。これがおきる度、どこでも頭を下に向けていたので、かなりの不審人物だったことでしょう。これも出産直前まで続くことになります。
妊娠前から便秘気味だったのですが、妊娠してからは1週間出ない事もしばしば。お医者様からお薬をもらって飲んではいたのですが、全く効果が無く、体調の優れなかった私は運動もままならなかったので、自然に任せるのみでした。
そしてこの便秘が、陣痛の進行を妨げる原因になるなんて、思ってもみませんでした。
38週のある夕方、弱い陣痛を感じ始めたので、念のため病院へ行き、そのまま入院。順調に陣痛が強くなっていったのですが、ある強さになってから、全く進まなくなってしまったのです。
そのまま1時間耐えていたでしょうか、様子を見にきてくださった看護師さんに浣腸しましょうと促され、人生初浣腸。なかなか味わえない感覚をひたすら耐え、いざ、固くコロコロ状の便(ごめんなさい)を出した時は、まあ爽快感でした。
それからは、陣痛が嘘のよう進む進む。あっという間に産まれてきましたよ、赤ちゃん。
悪阻で辛くても、目眩かひどくても、耳がつまっても、胎児の生命力は驚くほど強く、しっかり育っています。母体は本当に辛いですが、明けない夜はありません。と思っていないとやってられません(笑)
あと、便秘は怖いと本当に痛感しました。