高齢出産に不安だらけでしたが
わたしが結婚したのは37歳。すでに高齢出産の年齢になっていました。主人は40代半ばだった為、妊娠出産にはとても不安を感じていました。わたしは以前甲状腺を患っていて、長い間薬を常用していました。自己免疫疾患だったので子供に遺伝するのではないかとか、妊娠と共に再発するのではないかとか、自己免疫疾患の人はつわりが重いと聞いたけど自分は大丈夫なのかなど、高齢出産だけではない不安をたくさん抱えていましたが、悩んでいてもどんどん月日が進み、より一層妊娠出産のリスクが高くなってしまうので、とにかく一歳でも若く初産を迎えたいという結論になりました。結婚してからは毎日葉酸とマルチビタミンを欠かさず飲みました。新婚旅行を期に本格的に子作りを始めました。やはりすぐできるものではないんだなと痛感しました。生理日は記録していましたが、基礎体温も付け始めました。すると折れ線グラフはガタガタの状態。妊娠しないのはこのせいかもしれないと思い、近くの漢方を扱う産婦人科に行きました。先生に基礎体温表を見てもらいとりあえずこのまま1年は頑張ってみてと言われ漢方を処方してもらいました。漢方をのんでも基礎体温がガタガタは変わらずでした。妊活を始めて半年してもできなくて、年齢も38歳になり、30代のうちに産みたいわたしは焦るばかりでした。効果を感じられない漢方も飲まなくなり、不妊治療を始めようと決めて病院を探しました。かなり先になると言われましたがなんとか予約を取りました。そこで詳しく身体を調べてみよう。やることは全部やってみよう、そう決心した直後になんと妊娠が発覚しました。妊娠検査薬で陽性を見たときの嬉しさ、初めてエコーで見えた時の嬉しさ、母子手帳を手にした時の嬉しさは今でも忘れません。妊娠生活は23週の妊婦検診の時から切迫早産手前の安静と言われウテメリンを常用する日々でしたが、つわりもほとんどなかったし、高齢妊娠の不安はかなり少なくなっていましたがやはり出産に対しては不安はありました。予定日の8日前、明日から39週だなと思ったその日早朝に陣痛が始まりました。8時に病院へ行き、その6時間後に出産しました。いざいきむ時も三回くらいで産まれた為、想像していた出産のイメージよりかなり楽に産めたと思います。でももし陣痛が長引いて長期戦になったら自分の年齢ではきっと体力がもたなかったと思います。赤ちゃんも2700グラムで小さかった為、すんなり産まれてくれたのだと思います。
高齢出産はたくさんのリスクがあると思って不安になる方は多いと思いますが、わたしのようにあまり苦労しないで産める方も多いと思います。産んでからの方が年齢をすごく感じるので、妊娠前なら体力を付けたり、出産後はくれぐれも無理をしないで身体を大切にして下さい