2度目のNICU入院で感じた事
28週6日、1184グラム、帝王切開で第2子誕生でした。
早産になったのは、私が妊娠高血圧症候群腎症を発症したためです。
実は第1子も同じ原因での早産だったので、あらかじめNICUのある産科に通院し、NICUの知識も覚悟もあるつもりでしたが、いざ早産を選択せざるを得ないことを病院で告げられた時は、お腹の中で元気に動く赤ちゃんを最後までゆっくりお腹の中に居させてあげられなかったという申し訳なさ、悔しさ、赤ちゃんがかわいそうで辛くて悲しくてたまりませんでした。
でも赤ちゃんは元気に生まれてきてくれました。小さな体にはたくさんの点滴、管がまかれています。痛々しい、なんて不甲斐ない母親だろうと思いました。でも赤ちゃんは精一杯呼吸をしてくれています。可愛い。
まず始めに私がした事、搾乳です。出産後は後遺症で、網膜浮腫、貧血がつづき体はかなりしんどかったけど、出産後すぐにベッドの上で手搾りを始めました。最初は両方のおっぱいから1ml。夜中も起きて3時間ごとに搾乳します。それが搾る事に2mlとなり10mlとなり、眠たくて仕方ないときは助産師さんに搾ってもらう事もありました。隣のベッドのママさんが一度に100ml搾乳できたと聞けば落ち込んだり、最初は少ししか飲めなかった赤ちゃんが、搾乳量を超える量を飲み始めて、成長ぶりに嬉しい反面、焦りを感じたり。搾乳機が全くヒットせず、ずっと手搾りしたため目が近くて、視力はこの出産で0.8から0.1まで落ちました。結局、50mlを超えることはありませんてましたが。
赤ちゃんとできるだけ一緒にいるために、出産後の体のしんどさをできるだけ切実に訴え、自分の入院も長くしてもらいました。そうする事でできるだけNICUに頻繁に通う事ができました。
退院後は搾乳と通院で大変なのに、赤ちゃんが側にいない分、まわりは大変さをあまりわかってくれません。家事、上の子の育児とやる事はいっぱい。ストレスを溜めないよう、赤ちゃんと離れたくなくても、できるだけ時間を決めて会い、お世話し、あとはナースにお任せしました。
他のNICUのママさん達とは搾乳室でおしゃべりしたり、赤ちゃんのお世話の合間にランチに行ったり、できるだけリフレッシュできる時間を作りました。
おっぱいには搾乳で傷ができたり、乳腺炎になったり、赤ちゃんの聴力が弱いと言われたり、感染症になったり、不安な事だらけでしたが、とにかく赤ちゃんの生命力を信じて一つ一つゆっくり乗り越えて2ヶ月半、3284グラムで退院しました。途中一番しんどかったのは他のママさん赤ちゃんと、自分達を比べてしまう時。そうすると不安はどんどん募ります。それを止めた時、赤ちゃんとの距離がぐっと縮まり、心から自分の出産を受け入れりことがらできました。
赤ちゃんに母乳をあげるのはとても大切なこと。でもそれ以上に大切なのはお母さんがストレスを抱えこまず、できるだけ元気でいること。他のお母さんと自分を、他の赤ちゃんと自分の赤ちゃんを、決して比べないで。
自分だけのベビちゃんとの毎日を見つけてください。