29週で緊急帝王切開
子宮頸管無力症疑いで14週の頃に子宮頸管を結ぶ手術を受け、一先ず安心していました。
しかし、20週頃より張りも多く張り止めのお薬を服用することになりました。
先生には、『陣痛が来ない限りは結んである糸が切れることはないから大丈夫ですよ』と言われていました。
28週で早めに里帰りし、分娩予約をしてある産婦人科を受診し、初めてNSTをすることになりました。
すると30分の間に張りが3回!
週明けにまたNSTだけ受けにくるように指示され、その結果次第では入院になる可能性も伝えられました。
しかし、日曜日の深夜しゃがみこんで動けなくなるくらいの腹痛があり念のため病院で診てもらうことに。
すると、子宮口が開き始めて胎胞が見えてきている。まだ29週なのでNICUのある病院へ搬送する。逆子なのでおそらく今日中に帝王切開になる。とのことでした。
すぐに張り止めの点滴を開始し、導尿もされ絶対安静の状態へ。
そして救急車で大学病院へ搬送されました。
大学病院の先生の診断も同じもので、とりあえず張り止めの種類を増やし、量を増やし陣痛がおさまることを祈りました。
点滴をする前は10分間隔、点滴をしてからは15分間隔、でもまたすぐ7〜8分、5分と段々短くなりました。
その頃には帝王切開の準備も段々と始まっていました。
実は1人目が同じく早産で23週で産まれていて、経過も良く元気に退院出来たことがあったので、その時より赤ちゃんも倍以上大きいし、まあ大丈夫だろうと思っていました。
29週4日1334グラムで産まれてきた次女は、にゃーと小さい声で泣いていて、保育器越しの対面でしたが、自分で呼吸もしていて一安心しました。
帝王切開だったので当日はベッドで寝たきりだったので看護師さんが写真を撮ってきてくれました。
呼吸器をつけてスヤスヤ眠っている我が子は少し小さい普通の赤ちゃんでした。
出産翌日から搾乳も開始し、1人目の時から最初はカナリ出が良かったので同じくはじめからよく搾れていました。
出産5日目には左右で50CC以上、退院する頃には100CC以上出ていて、まだチューブから少しずつしか飲めない娘の冷凍庫はパンパンになりました。
NICUでは、我が子と同じくらいの体重、在胎週数で産まれた赤ちゃんが他に2人いていつも保育器が3つ並んでいました。
オムツを交換したり、ガーゼで身体を拭いてあげたり、カンガルーケアをしたりしました。
3人の中で体重は1番小さかった我が子が1番最初に保育器から出ていて、保育器を出ると今度は沐浴と授乳の練習が始まりました。
上の子の関係で1日おきの面会になることが多かったので、授乳の時間に合わせて面会し、沐浴もわたしに合わせていて、沐浴後に授乳練習にするとお風呂で疲れて寝ちゃうことがよくありました。
一生懸命おっぱいを吸ってたはずなのに、前後の体重差はゼロ。むしろ減ってるときもありました。
体重が2300グラム以上、無呼吸発作が7日連続してないこと、自力でミルクを飲めることが退院の条件でした。
看護師さんも驚くほど無呼吸発作を起こさなくなりあっという間に条件クリアで
未熟児網膜症の検査も問題なく、他にも何の問題もなく、予定日より10日早く2700グラムほどでの退院になりました。
赤ちゃんが小さく産まれて不安がいっぱいだと思います。
でも、少しずつ大きくなって、少しずつ自分でミルクを飲めるようになって、少しずつ泣き声も大きくなって、少しずつ自分でウンチを出せるようになって。
ゆっくりかもしれませんが、赤ちゃんは成長してくれます。
大丈夫ですよ。