前置胎盤での早産(帝王切開)
妊娠25週頃に、胎盤が子宮口をふさぐ位置にできてしまう「前置胎盤」であるとの診断を受け、帝王切開での分娩を予定していました。もともとは、家から近い産院での出産を希望していましたが、自然分娩はできないこと、高い確率で低体重児が産まれるためNICUがある病院で出産するのが望ましいということを説明され、それに従う形で総合病院へ転院しました。
その後総合病院にて妊婦健診を受け、手術の説明などをうけました。
結局、手術の予定よりも早い妊娠35週で出血し(前置胎盤は大量の出血を伴うことがあるハイリスクな出産です)そのまま即分娩となりました。
帝王切開の処置をしていただいたため母子ともに無事に出産を終えましたが、まだ正産期に入る前の35週だったので、赤ちゃんは1900グラムに満たない低体重児。
術後、一瞬顔を見せてもらっただけですぐにNICUへと搬送されました。
元々出産を希望していた近所の産院は近いしキレイだしセレブな雰囲気漂う人気の産院だったので、古くて「サービス」のない公立の総合病院への転院は不満がありました。しかし、出産後すぐにNICUに移らせてあげられたこと。新生児科の先生が手術台の私に「こちらで預かりますからね。安心してくださいね」と声をかけてくださったこと。私が入院している間はすぐに顔を見られる距離にいられたことなど、赤ちゃんにとってベストな環境で出産できてよかったなと思いました。
NICUは感染を防ぐため、面会にもルールがたくさんあり緊張しましたが、看護師さんや先生方、スタッフの皆さんが親切で誠実に働いてくださっている姿を見ることができたので安心できました。
出産時に予期せぬトラブルに遭ってしまい、思い描いていた出産や、赤ちゃんとの生活を送れないことがあるかもしれません。
旦那さんやご家族、病院のスタッフさんたちに相談したり、悩みを打ち明けながら、1人で抱え込まないようにしてくださいね。
我が子も小さく小さく産まれましたが、1歳を過ぎたいまではすっかり他の子と変わらないようになりました。赤ちゃんはゆっくりゆっくり、だけどしっかりと大きくなりますよ。