NICU入院(低出生体重児(未熟児))の体験談

NICUでの入院について

私は、妊娠35週2日に妊娠高血圧症候群のため、緊急帝王切開で長男を出産しました。長男は早産ということもあり、2,200gと低体重のため同病院のNICUに入院することとなりました。
早産のため、栄養の摂取する力があまりなかったため、鼻から胃までチューブを通し、そこから口から摂取できなかった分を補っていました。それに加えて、低体温と低血糖の症状もあったため、体温が安定するまで、長男の場合は1週間保育器で過ごし、それと同時に2,3日はブドウ糖の点滴もおこなっていました。長男は、日に日に元気になり、保育器をでた翌日に自分で手にはめていたミトンを外し、胃に傷をつけることなくチューブを引っこ抜いてしまいました。それからは、自分の力でミルクや母乳をゴクゴクと飲めるようになり、体重2,500gを超えたため約3週間でNICUを退院することができました。
NICUは治療をする場でもありますが、それと同時に子育ての場でもあるように自分の経験から感じました。長男がNICUに入院しているときは、NICUの助産師や看護師が子育てのサポートもして下さいました。私は、長男が初めての子どもでしたので、オムツの仕方やお風呂の入れ方、授乳の仕方等、全く知りませんでしたので手取り足取り教えて頂きました。
長男のNICUの場合、授乳のときはもっと長く居させてもらえますが、面会時間は1回、15分と決められていました。通常であれば、1日に何回も直接授乳できますが、NICUに入院中は1日1回しか直接授乳をすることができませんでした。残りは自分で絞り、届けるのですが、直接吸ってもらえない分、絞りきれず母乳が残ってしまい胸が張ってしまうことや、うまく絞ることができず苦労していたのですが、面会時に助産師にマッサージをしてほぐして下さりとても助かりました。退院時には、私たちより長い時間みていて下さったNICUのスタッフさん手作りのメッセージ入りアルバムをプレゼントして下さりとても嬉しかったです。
私は、初めての出産・子育てに不安を感じていましたので、NICUのスタッフさんとの関わりのなかで、その不安はなくすことができましたし、私の体調もゆっくり治すことができましたし、NICUに入院することになって結果的にはよかったかなと思います。
現在、1歳3ヶ月になった長男は成長グラフにのっかるようになり、いまだに風邪ひとつひかずに元気に毎日すごしています。

後輩ママへのアドバイス

自身の経験から、NICUは治療する場と同時に子育ての場でもあるように感じました。入院中にNICUのスタッフさんから子育ての知識をたくさん教えてもらうと良いかと思います。

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