39週3日の小さな小さな子
個人医院で39週3日、女の子を出産しました。
予定日より少しだけ早いものの、10部育ってくれているものと思っていました。
実際、39週の検診では2,800gはあるだろうと言われていました。
しかし、産まれた娘の体重は2,162gと推定体重をかなり下回っていました。
低体重の原因ははっきり分かりません。
加えて低血糖を起こし血糖値も安定しない、哺乳力も不安が残る事からほんの少し抱っこした後、NICUのある病院へ搬送されました。
新生児搬送は私だけ。先に出産された方は皆幸せそうにお世話をし、笑顔で授乳されていたのを見て寂しいやら自分が情けないやら、夜になると泣いていました。
NICUでの治療は
血糖値の安定
感染症の予防
が主なようでした。
退院目標は自力でミルクや母乳が飲める事、体重がある程度増えている事、感染の値が下がる事の3つ。
私自身はまだ産後間もなくで入院中だった為、夫からの又聞きになります。
出産直後は45だった血糖値はその後下がり始め30にまで下がったそうです。
産後三日目に産院からの許可を得て面会に行くと、ブドウ糖を点滴で流し、もう片方の手の甲には感染の値を下げる点滴を流していました。
この時初めて、産院で搾乳した初乳を飲ませる事が出来ました。
4日目の面会で母乳の分泌も良かったので直接吸ってもらう事に。
幸いにも吸う力はそれなりにあった為、僅かながらも小さな口で細い手足をバタつかせながら飲んでくれました。
私が退院した後も助産師さんからの指導で1日6〜7回搾乳し、冷凍したものを出産休と有給休暇中の夫と2人、毎日持って行きました。
保育器には入らなかったので面会中はお世話を任せて頂けました。
1週間で血糖値、感染の値共に安定したので点滴を抜き、3日間様子を見てから主治医の先生からいつ退院しても大丈夫とのお墨付きを頂き漸く家族3人の生活をスタートさせる事が出来ました。
普通に産んであげたかった、とご自分を責められる方も多いかと思います。
でも赤ちゃんは今しかない、と判断して産まれてきたのだと思います。大丈夫です。赤ちゃんの生命力を信じてあげて下さい。