双子で低体重!
生まれた男の子は双子で2072gと2542gで、2072gの子は2週間ほどNICUに入りました。2542gの子は特に体重で問題はなかったのですが、双子と言うことでしばらくお付き合いのような形で生後4日間だけ一緒にNICUにいました。2072gの子も、36週6日で生まれた(本来37週0日の予定でしたが、その日が祝日で医者が不足するからということで前倒しされました)ということもあり、医学的には正期産と考えてもらって大丈夫、と言われてました。問題は体重だけで、体重が2300gを超えたら退院、という方針の病院でした。
生後すぐ、帝王切開の痛いお腹をおさえながら、毎日NICUに通い、母乳とミルクの混合で授乳をしにいきました。NICUには他の赤ちゃんもいて、それぞれの事情を抱えた子どもたちばかりなので、なんとなくお母さんたちも「赤ちゃんが生まれて幸せいっぱい」というだけではない複雑な空気が流れていたように感じました。
低体重で生まれたわが子は、ミルクを飲む力が弱く、たった40mlのミルクを飲むのに1時間もかかったり、飲んでいる途中で力尽きて寝てしまうということもあったりしました。
初めての育児はNICUでスタートしましたが、そこで授乳もオムツ替えも教えてもらい、医療の管理があったのでかえって安心できました。また、私と一人の子が退院したあとも、小さかったほうはしばらく入院を続けていましたが、双子ということもあり、私の場合は子どもが一人でかわいそうという気持ちよりも、1週間でも「一人分の育児」をさせてもらったことがかなり体力回復につながったと思います。生後すぐに怒涛の育児がスタートするのは本当に大変だと思うので、安心できる医療にとても感謝しています。
NICUではチューブにつながれた赤ちゃんを二人ほどの看護師さんが必死に管理しています。信頼して医療にお任せして、お母さんが心身ともにゆとりをもてれば、赤ちゃんにとっても結局プラスになるのかな、と思うようにしていました。