2ヵ月半のNICU入院
出産時は29週5日、緊急帝王切開でした。
体重は1404gと超低体重児でした。
早産のきっかけは子宮頚管が短く入院生活をしていたのですが、子宮頚管部分に赤ちゃんの足が出てきてしまい破水の危険があったので緊急帝王切開にて出産しました。
出産時は超低体重児ながら小さく泣いてくれました。
超低体重児だった為出産時はそのまま触らせてもらえる事なく赤ちゃんはNICUへ入院することになりました。
NICUでは小さく産まれた為自力で栄養を取ったり呼吸することが難しく点滴2本と呼吸するチューブと母乳を胃まで届けるチューブが繋がれていました。
出産1日目は私が半身麻酔から抜けていないので旦那がNICUに入り赤ちゃんを見ることが出来ました。
2日目からは私も入る事ができました。
赤ちゃんの呼吸が少し安定してくると口のチューブから鼻にマスクのようなものをしてそこから酸素を送り呼吸を促す治療に変わりました。
1500gまで成長した時に初めての保育器から少しだけ出してもらい5分ほど抱っこすることが出来ました。
胃に入ってるチューブは注射器でゆっくり押して母乳を送る事をさせていただいたりしました。
黄疸も出たので光光線で治療もしました。
未熟児は排泄もまだまだ自力では厳しいので浣腸をして排泄を促したりしました。
目が見えるかの検査や耳が聞こえるかの検査もNICU内でしました。
NICU内で2000gを超えると保育器からベビーベッドのような産婦人科でよく見るベッドに変わりました。
そしておっぱいから飲む練習も初めていきました。
沐浴も1度だけ体験させていただきました。
母乳は3時間に1回で夜間も起き搾乳したものを母乳パックに入れて冷凍させます。
それを毎日NICUに届けました。
NICU退院前検査で脳質空質白質軟化症という脳障害がある事が判明し、退院する日が伸びました。
NICUに入っていた時にら症状は修正生後6ヵ月以降に足等に障害が出るというものでした。
診断後は小児リハビリの先生に退院後の自宅でのリハビリの仕方を教わりました。
退院時は3010gで症状も出てないのでそのまま退院することになりました。
退院したのは4月の中頃だったのですが寒くて毛布でぐるぐる巻にして車まで急ぎました。
赤ちゃんがNICUに入ってるあいだ常に思っていたのは免疫のある母乳をしっかり搾乳して届けてあげて赤ちゃんがしっかり育つように見守らなければと思いました。
でも力を入れすぎると疲れてしまうのでたまに息抜きをするようにもしていました。
脳障害についても命を取られる病気では無いのだから前向きに向き合っていこうと思いました。
NICUに未熟児で入ったりすると赤ちゃんがチューブや点滴などで痛々しく見えて早く産んでしまった罪悪感があるかと思いますが、そんな事は無いです。
赤ちゃんは今を必死に生きようとしてます。
なのでその赤ちゃんを見守ってあげて自分が出来る事をしてあげてください。
搾乳も大変だと思いますが、自分にあった搾乳器などを見つけると楽になりますよ。