出来れば避けたかった浣腸
お腹の子供が逆子だったため予定帝王切開が決まり、帝王切開前日から管理入院となりました。帝王切開のため腸に便が溜まっていると腸閉塞を引き起こす可能性もあるということで、帝王切開当日の朝に浣腸することが病院での決まり事で、もちろん拒否権もありませんでした。浣腸のため前日の夜8時から食事は禁止、飲み物は当日の朝9時までなら飲んでも構わないということでした。
帝王切開の開始時間は昼1時からだったで、浣腸は朝9時にすることになりました。担当の助産師さんが言うには「これを乗り越えることで、本当のお母さんになれるよ」と話しており、普通分娩の人も陣痛が始まったころにしておくことで出産時は赤ちゃんのことだけに集中できるので楽になるし、帝王切開も同じことだと言われました。
浣腸の処置はすぐに終わりましたが、浣腸から10分も経つと明らかに違和感があり、トイレに行きたくて仕方が無くなりました。しかし助産師さんに「まだそれだけ話せるようなら大丈夫。もう少し我慢してね」と鬼のようなことを言われ続け・・・結局30分くらい我慢してようやくトイレへ行けました。何でもすぐにトイレに行ってしまうと薬も全部出てしまうから、極限まで我慢しないといけないようです。
かなり恥ずかしい体験でしたが無事に帝王切開もスムーズに進み、その後も腸閉塞になることもありませんでした。
浣腸と聞いて「恥ずかしい」とか「いやだ」と思うかもしれませんが、普通分娩でもいざいきみ始めた時に、赤ちゃんの出産だけに集中できないのはすごく嫌なことなんだろうなと思いました。ちゃんといきめないと、赤ちゃんはずっと挟まったまま苦しい状態になってしまいますしね。たまに「一緒に出てきた」なんて聞くこともありますが、こういうことなんだろうなぁ・・・と実際に出産時になって感じました。
実際にやった後の感想としては、妊娠中便秘だったこともあってか「久しぶりにすっきりした」というのが本音です。