発達障害の診断の体験談

長女11歳が、ディスレクシアです。

小さいころから特に発達に不安を感じたことはありませんでしたが、小学3年生になって間もなく、漢字のテストで意気消沈して帰ってきました。100点満点のところ22点!それまでも国語は、パッとしない点でしたが、私はあまり気にしていませんでした。再テストで70点以上取らないと・・・、と漢字と格闘している娘につきあってみて、私は違和感を感じました。以来、宿題の様子を観察するようになり、LDを疑うようになりました。すぐに担任の先生にご相談しましたが、「〇〇さんは、違いますよ(笑)」とのこと。宿題の消化に3時間もかかっている異常な様子を伝えましたが、4年生の担任の先生のお考えも同様で、相談窓口の紹介も、個別的な配慮も得られませんでした。長女の頑張りにも限界があるし、周囲の理解は得られそうになかったため、思春期外来のある心療内科に相談受診。そこで梅花大学大学院心理教育相談センターを紹介され、さらに大阪医科大学付属病院LDセンターを紹介され、半年以上待ちで検査を受け、5年生の1学期にようやくディスレクシアと診断を受けました。

その間に、娘は、4年生の9月から不安神経症を発症し、不登校の状態になりました。習い事のバレエを生活の中心にし、状態が落ち着いて来たころから不登校児の通園施設に週1回、通っています。5年生からは支援学級に在籍させて頂き、6年生の現在も少しずつ復学を目指しています。ですが、本人は大の勉強に嫌いになってしまっています。私も今は、勉強に執着するよりも社会性を重視して成長を見守りたいと考えています。来年は、中学に進学ですが、養護学校の方が楽しく学校生活を送れるのではと考えたりしています。

後輩ママへのアドバイス

私は、長女を障碍者だと感じたことは正直ありません。とても賢い子です。でも、本人は学校生活の中で不便を感じ、自信を無くし、友達とのコミュニケーションにも支障を感じていました。周囲の方々にその不便さ、不自由さを理解してもらうために、発達障害・ディスレクシアと診断をうけて伝えられるようになり、よかったと思っています。

早いうちに正しい診断を受け、周囲の理解を得て、適切な環境が整えられれば、発達障害があってものびのびと学ぶことができます。もし、ひょっとしたら、と感じられたら、専門の相談機関に相談されることをおすすめします。

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