発達障害の診断の体験談

発達障害のわが子を支えていく

初めて男の子を出産し、喜びに満ち溢れて子育てを始めました。しかし、月齢12か月くらいたってもずっと人見知りばかりしていて、言葉もほとんど発しませんでした。またほかのママさんたちのお子さんは歩いているのに、歩き方もぎこちなくてどんどん不安が募っていき、このままではと思って病院を受診しました。このとき1歳半くらい(生後18か月)だったのですが、発達の遅れを指摘されました。この時点では、まだ発達障害とつけるには早い可能性もあるので、もう少し成長の様子を観察しましょうということを医師に説明されました。不安はあるものの、成長のスピードは人それぞれであることを言い聞かせて自分を納得させていました。「まだ早い。大丈夫、大切にしよう。」そう思って子育てをしてきました。2歳近くになってやっと「ママ」という言葉を覚え、人と遊ぶことも始めたときは本当にうれしかったです。このままいけば…そう思いながら大切に育ててきましたが、3歳くらいになってもやはり同年代の子供たちと比べてボキャブラリーが少なく、遊ぶときのこだわりが強くなったのがわかりました。ここでようやく医師から「自閉症」という診断をいただくことになりました。もちろん、言葉が足りないとはいえ、ありがとう、ごめんなさい、ママ、パパ、いただきますといった簡単な言葉は上手に話せるようになっているし、成長していないわけではありませんでした。それでも診断が出たときは、悲しくもあり、でも今まで以上に大切にしていこうという決意がかたまったことも確かです。その後は、補助金や教育環境が整っている地域・自治体を探して、可能な範囲で引っ越せるところに引っ越し、制度をうまく活用しながら、子どもの成長を見守っています。

後輩ママへのアドバイス

もし発達障害があるとわかってしまったときは、とても辛いかもしれません。それでも、できることはたくさんあると思います。発達が遅くても、成長していないなんてことはありません。子供を育てるということに変わりありませんから、どうぞ大切に育ててください。

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