発達障害の診断の体験談

子供が発達障害…受け入れるまでの苦難

2015年、9月。

当時3歳の息子を保育所に迎えに行った時。

『お母さん、ちょっといいですか?◯◯君の保育所での様子についてお話したいことがあります。お時間とれる日、ありますか?』

そう担任の先生から言われたことがキッカケでした。


後日改めて先生と主任、私の3人で面談をすることに。

そこで聞かされたものは、普段の家の様子とはかけ離れた息子の姿でした。

聞けば、集団生活というある程度のルールがある中でルールを守れない。すぐに癇癪を起こし保育所から脱走しようとする。お友達と関わることがうまく出来ずすぐ口論になってしまい、辛そうです、といったものでした。


『◯◯君がこのような状態になったのは今年の7月辺りからなんです。それまではお着替えもきちんと自分でしていたし、ルールも守れていました。何かおうちで変わったこととかありますか?』


そう言われても全く思い当たる節がなく、とりあえず今年いっぱい様子を見てみましょう、ということで話は終わりました。


そして翌年の1月。

もう一度面談をし、状況は変わっていないこと、そして専門機関に相談するのであれば今のタイミングがベストということで市の発達相談センターへ行くことに。

正直、この段階でもまだ、3歳児ならこれぐらい普通にあることだろう、まさか発達障害なんて…と思っていました。


同年、2月。

相談の当日。私は緊張していましたが息子は初めて見る遊び場に夢中。なにやら遊んでいる状況を見ながら判断していくんだそうで、息子を遊ばせ私は担当の方と話をすることになりました。


結果としてアスペルガー症候群と診断されました。多少知識はあったものの、実際にこういった傾向がある人が当てはまる、という一覧表の紙を渡されると、目の前が真っ暗になりました。

泣き出したい気持ちを堪えて、今後どのように対策をとっていけばいいのか、保育所での対応について話をしました。

現在(2016年、4月から)は、息子の手助けをする専門の担任がつくことになり、1ヶ月弱経ちましたが状況は改善されてきているそうです。毎日先生と連絡帳で報告しあい、心なしか息子の笑顔も言葉も増えたような気がします。

後輩ママへのアドバイス

やはり、ひとえに『発達障害』と聞くと身構えてしまう方が多いと思います。私もそのうちの1人でした。

ですがこうも思うのです。発達障害は障害ではなく、その子の個性なのではないかと。

もちろん、周りの手助けは必要不可欠ですし、当の本人も周りとのコミュニケーションがうまくとれずにイライラしたり、そのイライラを親である私達にぶつけてくることもあります。

余裕だって無くなります。人間ですから。

けれど、私が頑張らなきゃ、育て方が悪かったのかな、なんて悲観はしないでください。

子供はママの、パパの笑顔が大好きです。言葉にしなくても嬉しいと思っていること、悲しいと思っていることは子供に伝わります。

どうか、頑張りすぎないで。大丈夫です。相談出来る場所もあれば、判明することで対策も立てることが出来ます。

私も何度も泣きました。子供に隠れて、静かに。でも、次の日にはまた笑っています。


もし、相談することを躊躇っている方がいたら、勇気を出して1歩踏み出してみて下さい。恥ずかしくなんかない。それも立派な子育てです。


長くなってしまいましたが、同じように悩んでいる人がここにもいること、忘れないでください。私も、頑張ります!一緒に頑張りましょう。

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