結局出産にかかった時間は早かったのかどうか。

こぴろままです。
出産当日、陣痛を長く便秘の腹痛と思い我慢してしまっていたので、病院に着いてからは3時間と少しの出産でした。その時の体験談です。

家のトイレで大量出血してから救急車で運ばれ、すぐに産まれるのかなと思っていましたが、子宮口を見てもらった段階ではまだ一期の状態で、まだ全く開いていませんでした。

看護師さんたちに
「通常なら4センチぐらい開いててもいいぐらいの陣痛の間隔ですよ。とりあえず3センチまで頑張ろうね。」
と言われましたが、具体的にどう頑張ればいいのか分かりませんでした。

「力を入れないで深呼吸していてね。」
とか、
「陣痛が来たら息を吐いてね。」
とか言われましたが、痛みで素直に聞く余裕もなく、力んでしまっていましたと思います。

陣痛はかなり短い間隔で来ていたのに、なかなか3センチに満たず、
「まだまだ出産には時間がかかるから頑張ろうね。」
との助産師さんの言葉に、こんな痛みとあとどれぐらい闘えば良いのだろうかと不安だったのを覚えています。妊娠中継続して子宮口が開きやすくなる運動をしていましたが、あまり効果はなかったようです。

激しい痛みで意識も失いかけていました。

痛みの度かなり力んでしまい、出血がかなりありました。かなり長い時間痛みに耐えていたように思いますが、まだ2時間程しか経っていないということに驚きました。終わりが見えない痛みに、力まずにいられず、叫びながら力を入れてしまいました。

その時、
「あ、やっと開いてきたよ！」
と声が聞こえました。

すぐに分娩室に移動させられ、そこからは順調に1センチ、3センチ、そして
「頭が見えましたよ～。」
と言われ、7センチまではそう時間がかかりませんでした。その後、10センチまではすぐでした。既に陣痛はずっと続いているように感じていました。もう頭が冷静に判断はできず、声も遠くで聞こえているような感覚です。

何度深呼吸をしたか分かりません。
「もうすぐだよ。もう全開だよ。」
と声が聞こえ、
「いいよ！もう思いっきり力んでいいよ！」
と言われ、力いっぱい力みました。

もうわたしの体力は残っていなかったと思います。もうろうとする意識の中、赤ちゃんの産声が聞こえました。陣痛を含めると、約30時間、病院についてからは約3時間半の出産でした。