切迫流産の体験談

お腹の張りからの切迫流産

妊娠13週の時のことでした。私はフルタイムで仕事をしていたのですが、夕方、仕事のキリがいいところでトイレに行ったところ、おりものシートにわずかな量ですが鮮血が。おや?と思いトイレットペーパーで拭くと、トイレットペーパーにも、多くはない量でしたが、鮮血がつきました。もう一度拭いてみてもやはりつく。心配になり、すぐに産婦人科に電話をしたところ、すぐに診察に来るようにとのことでした。
会社を早退し、病院へ向かったのですが、先に電話を入れていたことで急いで診察が必要と判断してくれていたのか、すぐに診察室に通してくれました。

先生の診断は切迫流産。
子宮が収縮していること、胎盤の位置が低いことを言われ、子宮内には血が溜まっているようでした。
「2週間、自宅安静。仕事も休んで。子宮収縮を抑制する薬と、血を止める薬を出すから、それを必ず飲んで。トイレ、食事、洗面以外は横になって寝ているように。」とのこと。
その後、看護師さんから細かい説明がありました。
子宮収縮があり、もし急にドバッと出血があると、赤ちゃんが一緒に流れてしまう可能性があるため、とにかく安静にするしかないという状況のようです。お風呂も良くないため、シャワーのみで、それも週に2〜3回に留めるようにと言われました。

出血量も多くなく、またつわりもそこまで酷くなくわりと元気だと自分では思っていたため、まさかそのような緊迫した状態になるとは夢にも思いませんでした。
ただ私の場合、妊娠直後からお腹に張りのような、生理痛とも少し違うような、違和感に近い軽い痛みが、ずっとあったのです。そのため妊娠にもすぐ気付いたのですが、妊娠5週半ばで初めて産婦人科を訪れた際に先生に腹痛の話をしたところ、「便秘とか下痢によるものではなくて?」と確認され、「それとは違い、どちらかというと生理痛のような痛みです。」と伝えると「それはあまり良くない症状です。なるべく安静にして。」とは言われていたのです。ただ、仕事をしていることは特には言われませんでしたし、その後の検診で赤ちゃんが順調に育っていたので、すっかり安心しきっていました。
その後もずっとお腹の張りはあり、特に通勤電車で立ちっぱなしの間や、座り仕事でしたが、仕事時間が長くなると、張りが辛くなりがちでした。ただ、初めての妊娠だったこともあって、単純にこれが妊娠の症状なのだろうと思い込んでいたのです。
鮮血が出るまでに二度ほど、少量ですが茶色っぽくなった血がおりものシートにつくことがありましたが、産婦人科に電話で聞いたところ、鮮血でなければ様子を見たので大丈夫と言われましたし、すぐに止まったため、気にしていませんでした。
今思えば、最初から注意すべき兆候はあったのです。

その後、2週間安静にするも、再診日当日に再び出血。この時も鮮血でした。先生からも、また2週間、薬を飲みながら自宅安静を続けるように言われました。
そして最初に自宅安静を言われてから約1ヶ月。ずっと実家で過ごし、言われた通りほぼ寝たきりでの生活を守ったところ、やっと安静が解除されたのです。血も止まり、胎盤の位置も子宮口から逸れたとのことでした。ちょうど妊娠17週のことです。
この安静により、仕事も辞めざるを得なくなったのですが、おかげで現在は体とお腹の赤ちゃんを一番に考えながら、のんびりとした日常生活に戻ることができました。ただ、お腹の張りはやはりよく感じ、張りやすい体質なことには変わりないようなので、まだまだ油断せず、無事出産に向かえればと思っています。

後輩ママへのアドバイス

特に初めての妊娠の方は、何が問題なくて、何が注意すべきかも、よくわからないと思います。心配しすぎも良くありませんが、体の変化には常に気を配り、おかしいなと思ったことは自分だけで判断せず、些細なことでも産婦人科の先生にきちんと相談することが大切です。また、仕事をしながらというのは思う以上に体に負担がかかるため、無理のしすぎは禁物だと思いました。

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