切迫流産の体験談

長い長い7日間

32歳で2人目の妊娠がわかって間もない5週目のことでした。
ちょうど新しく立ち仕事のパートを始めたところで、時折下半身の重だるさを感じることがあったのですが、いつもなら腰回しをしたり腰を温めたりするとすぐに良くなっていたのに、その日はいつまで経っても不快感が消えず、重い生理痛のような、下腹部だけでなく脚の付け根までどーんと鉛の入ったような重さ・痛さが続いていました。
朝から続く不快感を抱えながら、「ひどい便秘のせいかな」と昼頃トイレに行きました。
すると下着にこげ茶色のシミが2センチくらい付着していました。
「出血だ」サーっと血の気が引くのを感じながらトイレットペーパーで拭いてみるとオレンジとカフェオレの色が混じったような、鮮血ではないけれど明らかに通常のおりものではない色のものが少量つきました。
すぐに安静にしたかったけれどそうもいかず、とりあえずおりものシートを装着し、重いものを持たない、走らない等最低限のことは注意しつつ昼過ぎまで仕事をした後、上の子の幼稚園のお迎えや買い物等を普段どおりこなしました。
その日、トイレに行く度おりものシートにはこげ茶色や濃いカフェオレのような色の分泌物がついていました。ペーパーにも拭いたときにピンク色やカフェオレのような色のものがついているのを確認できましたが、量が増えたり痛みが増したりすることはありませんでした。
翌日、かかりつけ医に診てもらうことにし、仕事を休みました。
経膣エコーで診てもらうと、赤ちゃんの心拍はしっかりあって大丈夫でしたが、子宮の周りに血腫ができており、安静が必要との診断でした。仕事は休むよう言われました。
1人目のときも同様の症状があったものの、当時のかかりつけ医からは「この時期はよくあること。どうしようもないから普段どおりの生活をするように」と言われたので、今回もそう言われるだろうと軽く考えていた私はビックリ。
新しい職場に入って1週間で休職するのは躊躇われましたが、赤ちゃんの命には代えられません、もちろん!
「切迫流産、1週間の安静を要する」と書かれた診断書と止血・子宮の収縮を抑える薬を受け取り、その場で職場に事情説明の連絡をしました。
その後1週間、仕事を休んで自宅で過ごしました。
本来「安静」は常に横になっていることですが、幼稚園児がいましたし、サポートを頼める人も近くにいなかったので、幼稚園の送迎や買い物、炊事洗濯は普段どおり行い、暇さえあれば横になるというような生活でした。
出血は翌日(受診した日)には止まっていて、ひどい下腹部痛もお薬を飲み始めて間もなくなくなりましたが、少し動くとお腹の違和感(便秘でお腹が張っているような感覚)が出たので、そういうときにはすぐ休むようにしました。

1週間、あまり気に病むことのないよう気をつけながら(気にし過ぎると腹痛が強くなる気がしたので)、「大丈夫、やれるだけのことはやっている、赤ちゃんを信じよう」と念じつつ過ごし、再度受診。
血腫はきれいに無くなっていました。
その後は職場にも復帰し、通常どおりの経過を辿って39週で元気な赤ちゃんを普通分娩で出産しています。

後輩ママへのアドバイス

切迫流産と診断されるととても不安で、「無理をしたからかな」と自分を責めるママも少なくないと思います。
でもそうでなくても起こってしまうことはありますし、また程度によっても治療法・安静度は異なります。
むやみに恐れず、しっかりお医者さんのアドバイスに従って治療を進めていきましょう。
後は赤ちゃんを心から信じ、「大好きよ、待ってるよ」の気持ちを伝え続けてあげてくださいね。

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