切迫流産の体験談

幸せな日常から不安な毎日に

お腹に赤ちゃんがいる幸せに包まれなが暖かな気持ちで毎日を過ごしていました。

12週頃、自宅に母が泊まりに来ていて、夜布団の上で何気ない会話をしていると、膣が何となくムズムズするような気持ち悪さがあり、トイレに行きました。

下着を下ろし、トイレに座ると今までにないくらいの量の出血が『ジャー!』と音をたててありました。 その時腹痛などは無く、ただただ大量の出血でした。時間も遅く病院もやっていないため、緊急外来に電話。めんどくさそうに『今来られても流産してしまったものはどうしようもないので、朝かかりつけの婦人科へ』と言われ、不安な夜を過ごしました。 この妊娠中の前に2回の流産を経験していたので『まただめか。。。』と泣きながら朝を迎えました。 朝一で病院に行き、出血のことを伝えると先生からも『もうお腹にいないかもね』と言われながらエコーを見てもらいました。

絶望感でいっぱいの中、先生と看護師さんから『いるよ!まだお腹にいてくれてるよ!』といわれました。 絶望から一気に気持ちが高揚していきました。

しかし先生からは『まだ子宮の中に血液の塊がある。この塊はまた大出血をおこします。その時に赤ちゃんが一緒に出てしまう可能性が高い。』と言わました。

赤ちゃんがお腹にいてくれる確率は10%だとも言われました。

そこからはトイレに行く、1週間に1回の通院以外は仰向けで横になり、座ることも入浴することもダメでした。パパは仕事、家事など沢山協力してくれ、お腹の赤ちゃんに『しがみつけよー!!』と毎日に言っていました。その後も何度か大出血をおこし、その度に病院に行き、赤ちゃんがいることにホッと胸を撫で下ろすという、言葉では表せない緊張感を感じていた毎日でした。

17週を過ぎた頃から少しずつ出血量が減ってきて赤ちゃんもどんどん大きくなりました。

大きくなればなるほど、赤ちゃんへの愛情が深まり、それと同時に流産してしまったら、と不安も大きくなっていきました。

そして、22週頃。検診の時に先生から『赤ちゃんもお母さんもお父さんもよく頑張りましたね!もう大丈夫!』とのお言葉を頂き、病院で人目もはばからず大泣きしてしまいました。その子も今1歳を越えました。毎日に笑って、泣いて、怒って、元気に過ごしています。

後輩ママへのアドバイス

出血しても絶対に大丈夫!とは言えません。私も過去2回は残念な結果になってしまいました。でも、奇跡って起こることあるんです。 少しでもおかしいなと思った時は迷わずに直ぐに病院に行って下さい。 そこで迷惑そうな顔をされても気にしないでください。赤ちゃんを守ってあげてください。

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