首すわりが遅い、首がすわらない(発達)の体験談

のんびり気長に発育を見守りましょう

2015年9月に海外で第二子になる息子を出産しました。生まれてすぐに心臓に穴が空いている心室中隔欠損症という心臓の先天性疾患が見つかり、緊急に息子を連れて日本に帰国しました。心臓に空いている穴が1センチ以上あり、穴の大きさとしては大きなものだったため、手術のリスクを少しでも減らす為に息子の体重が5キロに達する時期に手術を行うことになりました。病気が原因で息子の体重は他のお子さんに比べると極端に増えず、発育も遅かったのでのんびり気長に待とうと心に決めていました。結局生後6か月になった際にこれ以上手術を延ばすことが出来ないというお医者さんの判断で体重も5キロに達していない状態で手術を受けました。手術は無事成功し、担当医からは「これからミルクを飲む量も増え、大きく育ちますよ」と言われましたが、体重は少しづつ増えてきましたが、生後7か月経っても首が座らないので安心感を得るために主治医に再度相談した所、「病気で寝ていることが多かったこともありますし、首が座るには体重も筋肉も必要になるので、もう少し時間がかかると思います」という回答でした。息子の体重が6キロに達したのは生後7か月を過ぎた頃で、出生時の体重の2倍になるまでに随分時間が必要でした。首が座ったのは本当に最近で生後8か月を過ぎてからです。そして首が座った頃、寝返りもやっと出来るようになりました。年配の方のお話を聞くと、昔は赤ちゃんを寝かせたままにしておくことが多かったので、今に比べると随分赤ちゃんの首の座る時期は遅かったということを聞きます。実際に私の息子がそうであったように、ベットに寝かせている時間が長いと首が座るのが遅くなるケースもあるのだと思います。また、体重なども関係していると思います。しかし、私の息子は他の赤ちゃんに比べると発育が遅くはありますが、日々成長しています。何よりも、小さな体で苦しい思いをしながら頑張って生きようと辛い検査や手術を乗り越えただけで十分で、首が座るのに時間がかかったとしても親としては不安に思うこともありますが、子供が生きていることが何よりも重要です。

息子を出産した後、NICUに入院している期間が長かったので病気のお子さんを目にする機会が多く、この世に五体満足で生まれてくるということは奇跡なんだと思いました。女性はお腹の中で、目で見ることも出来ない赤ちゃんを大切に大切に育てています。10か月も抱くことのできない赤ちゃんをおなかの中で育てることが出来るのですから、首が座らないとずっと不安を抱くのではなく、気長に奇跡的に生まれてきてくれた赤ちゃんの成長を見守ってあげてください。

後輩ママへのアドバイス

誰だって自分の子供の成長が気になりますし、子供が大切だから他のお子さんの成長と比べて早いまたは遅いとつい考えがちです。今はインターネットで色々な情報を収取できるため、月齢に合わせた子供の発達がどんなものなのかすぐに検索できます。そこに書かれていることがまだできなかったりすると心配にもなりますが、子供が成人するまでずっと成長を見守るのですから、発育に関しては気長にのんびり見守りましょう。

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