おりものの状態を見ると、ある程度自分の状況が見えてきます。
臨月のおりものの量は、匂い、量、状態等、普段と全く違うものでした。妊娠前のおりものの量が1とする
と、主観的な感覚で10以上の量で、生臭いような匂いがきつくて自分でも気になるほどでした。状態は、水っぽく時にゼリー状の塊のようで、色は黄味を帯びました。水っぽいときはおりものシートを頻繁に交換しないと下着まで濡れてしまうほどで、時に生卵の白身を黄色っぽくしたようなドロッとしたものが出ました。私は暑い時期におりものの量が増えたので、おりものシートからの漏れが常に気になり、匂いに気付かれていないかがいつも気になりました。臨月以前も、それなりにおりものは多かったのですが、臨月頃ではおりものシートでは追いつかず、対策として生理用ナプキンを使用したこともありました。しかし、生理用ナプキンだと蒸れたり匂いがかえってきつくなったりして適さなかったので、結局おりものシートを使用しこまめに交換して対応しました。37週に入ってすぐに、ドロッとしたおりものに赤茶色の筋が入っていました。よく見ないと見逃すような、あまり気にならない程度のものでしたが、おしるしかもしれないという気がして心配になり、遠出は控え、家で穏やかに過ごしました。今思えば出産日の1週間前だったので、実際、控えめなおしるしだったのかもしれません。妊娠中期頃より、おりものの変化が妊娠のプロセスや状態に沿って変わっていったので、おかしなところがないかよく注意してみていましたが、妊娠中期に出血があった際もすぐに産院に連絡を取ることもできましたし、安心の為、臨月は特に気を付けて見ていました。
臨月はおりものがかなり水っぽい状態だったので、正期産が近づいてからは、破水したのではとヒヤッとすることもありました。生臭さも気になることと思います。不衛生になると感染の原因にもなりますし、匂いもよりきつくなります。私には生理用ナプキンは合いませんでしたが、尿漏れパッドを使用する方もいるようです。とにかく、こまめな交換をお勧めします。また、こまめに交換した方が、おりものの状態がよく把握できます。出血した場合、赤い色だったのか茶褐色だったのかで出血の位置が変わるようですが、長時間交換していない場合、どういう出血だったのかがはっきりしません。臨月は、おりものの状態に出産の兆候も表れるので、よく観察して落ち着いて身体の変化と向き合えたらよいかと思います。