今でも腕に残る点滴の針の跡
我が家には1歳1ヶ月の女の子がいます。妊娠に気付いたと同時に少量の出血が続きました。病院で診てもらいましたが、妊娠初期の出血は珍しいものではないのでそのまま自宅安静で様子を見る事になりました。しかし11週に入った時、生理2日目ぐらいの出血をし、急いで病院に行くと、そのまま入院になり、24時間ウテメリンの点滴をする生活が始まりました。私の症状は絨毛膜下血腫と診断されました。頚管が短いわけではないのでウテメリンはお守りのようなものでそんなにきつくはありませんでした。しかし、それでも週に一度点滴の針の打ち変えがあり苦痛でした。ずっと同じ血管に点滴を流していると血管に負担がかかるそうです。なのであっちこっちの血管に点滴の針を刺すのでそのうち打つところもなくなってきて血管も細くなり、なかなか入らなくなってそのうち、血管が1週間も保たなくなり、3日で打ち変え。ひどい時はその日のうちに打ち変えする事もあったり…血管が細くなっているので漏れてきたり…点滴がスムーズに出来なくなった頃が辛かったです。入院する頃は、1週間で退院できるかなぁと言われていたのが何度もナプキンにびっしりの量の出血を繰り返し、4ヶ月間その生活は続きました。担当はベテランのお爺ちゃん先生で経験も豊富だったのですが、その先生の経験からは絨毛膜下血腫の患者さんはみんな20週までに出血は落ち着いたらしいのですが私は20週を超えても出血は続きました。結局赤ちゃんが2500グラムになり週数も30週に入り、予定日の1ヶ月前にようやく退院し、飲み薬をもらって自宅安静をしました。そして予定日より3週間も早く無事生まれました。私の場合、お腹も張らず、頚管も短くならなかったので薬の量は増えることなく、1番軽いものだったので副作用はあまりしんどくなかったのが幸いでした。それでもお風呂の時もつけっぱなしなので、ストレスでした。本当にあの時期は精神的にしんどく自分との戦いの日々でした。
24時間の点滴は本当に苦痛ですよね。副作用で苦しんでいる方もおられると思います。そんな時、私は看護師さんにすごく助けてもらいました。産科におられる看護師さん達は色んな患者さんを見てこられてます。また看護師さん自身も同じように切迫を経験されている方もおられるので、気持ちわかってもらえます。たわいもない話しをして下さったり、気分転換に足湯して下さったり…私はたくさん支えて頂きました。なかなか忙しそうにしておられるので気を使うかもしれませんが、ストレスをためる前に看護師さんにたくさん甘えてみてください。