切迫早産と診断されて

県外へ嫁ぎ、ありがたいことに結婚して早い段階で子供を授かりました。

出産は地元でって決めていたのでギリギリで実家へ帰りました。

そして、地元での健診日に1人で行きました。

後々、主治医となる先生から一言。

今すぐ入院して下さい！そして、なるべく歩かないで！

その時の私の頭の中は、はてなでいっぱいでした。

妊娠34週です。

先生の話をよくよく聞くとお腹が張ってるうえに赤ちゃんの頭が下がってきてると。

せめて正期産まで絶対安静で入院して下さい！と言われ外来から車椅子に乗せられ病棟まで運ばれました。

そして、すぐ点滴をうたれました。

最初は四段階あるうちの一番少ない量を投与されました。

点滴の副作用の説明をされ、動悸、息切れ、めまいがおこります。

副作用なんてって、軽くみてた私はビックリするぐらい言われた通りの副作用に襲われました。

点滴は持続で24時間ずっとでした。トイレに行く時やシャワーを使う時は必ずナースコールを鳴らして点滴をとめるもしくは移動できるように持ち運びました。

2、3日たったある日点滴しているとこが痛みだして腫れてきてたのでもれてきてるのかなと思い助産師さんにそのことを話しました。

そしたら腫れてるから刺し直ししましょうと言われ抜いた後腕を触られたら今までに感じたことのない激痛にかられ思わず涙をこらえてしまいました。

そうです。薬が強く血管の方が耐えられなかったのです。

これでもまだ投与量一番少ない段階でです。

お腹の張りも変わらず不規則にですが張っていました。

入院生活は点滴持続で朝、昼前、夕方、就寝前にお腹の張りと赤ちゃんの心拍を計測するモニターを30分くらいつけます。

そして基本的にはシャワー、トイレ、以外歩く事を禁止されます。

そんなある日の夜、夜勤の助産師さんが就寝前のモニターをしにやってきました。

数分後様子を見に来た助産師さんが計測の紙を見てみるみる顔つきが変わって部屋から出て行きました。そして、戻ってきて投与量を一つ、数分後また一つとあげられその日のうちに四段階のうちの四段階まで投与量をあげられてしまいました。

話しを聞いたら規則的にお腹の張りがきてるから張りを抑えるために投与量をあげたと。

ここまでくると笑えます。

そして、私はお腹の張りとの闘いだけじゃなく血管との闘いもありました。

正期産までは入院って頭にあったので点滴もしんどかったけど赤ちゃんのためと思って頑張りました。そしてお腹の張りはあれど正期の周期を迎えいざ退院。

と、思いきや、退院最後のモニターをしていたら助産師さんがまた計測の紙を見て主治医の先生を呼んできたじゃないですか。

何事？と思ったら陣痛のお腹の張りと全く同じ波がきていると言われました。本当に退院しますか？と聞かれ私は即座に退院しましょう！と元気よく答えました。

だってお腹の張りはあるけどまだ生まれてきそうじゃなかったし、何より一度家に帰りたかった。

先生も私が入院生活頑張ってたの知ってたから退院を承諾してくれました。

それが36週以降です。

それから退院してお腹の張りは変わらずだけど順調に過ごし最後出産は38週目でした。