切迫早産でのウテメリン投与体験

妊娠27週4日の朝、突然の破水で病院に運ばれました。

それまではつわりも軽く、とても順調な妊娠経過だったためまさか自分にこんなことが起こるとは思いもしていませんでした。

病院での診断の結果、高位破水で切迫早産とのこと。すぐにウテメリンの投与を開始しました。

また、それと同時に胎児の肺の機能を高める注射もされました。


ウテメリンを点滴されてすぐは、とくに体調が変わることもなかったのですが、2時間ほどすると体のほてりや手先のしびれ、震えが起こりました。

特に手先の震えが激しく、出された朝食に箸を伸ばすどころか、箸を持つことも難しいくらいでした。

この副作用は点滴を始めてから1週間ほど続きました。

また、しびれについては出産した34週6日まで程度の差はありますが続きました。


投与量は最初は2A20でしたが、最終的には2A35に上がりました。

入院するまでそれほど頻繁に張りを感じたことはありませんでしたが、もうこれ以上薬を入れるのはやめようとなり、点滴を終了してから3時間ほどで陣痛につながり、陣痛開始から6時間ほどで出産となりました。


破水してからの入院の場合、1週間ほどで出産につながることが多いらしいのですが、私の場合は入院後2か月ほどおなかに赤ちゃんを留めていられたので、お医者様たちには驚かれました。


2か月間24時間点滴を刺しっぱなしで、1週間に1度は針の差し直しをしなくてはならないので、両腕が針の差し跡でぼろぼろになってしまいました。

寝たきりで寝返りもうてず、お風呂にもほとんど入れず、人生で一番の苦行でしたが、元気な我が子に会うことができたので、つらくても頑張って本当によかったです。