妊娠糖尿病と診断されてから
妊娠26週の中期の検査で血糖値の検査に引っ掛かりました。甘いサイダーのようなものを飲んで1時間後くらいに採血して血糖値を見るものです。次の週に再検査の予約を取って帰りました。そして妊娠27週のときに糖の再検査をしました。2回目の検査で数値が規定より3ポイントだけ多く、それでも妊娠糖尿病と診断されました。すぐに1日の血糖値の変化を見るのに1泊の入院をしました。入院中に採血のほかに自分で血糖値を測る機械を渡されて自分でも血糖値を測りました。この自己血糖の測定は、27週で妊娠糖尿病と診断されてから産後6週目にあった1カ月健診まで続きました。入院中に栄養士の方との栄養指導もあって正しい食事の内容などを教えてもらいましたが、退院してから初めのうちは思うように血糖値をコントロールすることができませんでした。むやみに炭水化物を減らしてみたりしましたが、食後の血糖値が高くなっていました。うまくいかずに困っていたので、妊婦健診のときに先生に相談して、もう一度栄養士の先生と話したいと伝えたところ「外来栄養指導」をしてもらえました。そこで納得いくまで栄養士の方と話して、自分のどこがダメか理解できました。私は血糖値を下げたい一心で炭水化物をカットしようと必死でしたが、お腹にいる赤ちゃんにきちんと栄養が行かなくなってしまうので、きちんとバランスよくご飯も食べて、食事全体の糖質やカロリーを抑えたメニュー作りが大切なのだと知りました。それからはまず白米を玄米に変えて、炭水化物もきちんと摂りながら全体的に和食のメニューで血糖値のコントロールができるようになりました。
妊娠糖尿病と診断された時はかなりショックですが、自分だけが悪いわけではなく、遺伝の要素も大きいようです。まずは白米を玄米に変えるのがいいですよ。妊娠糖尿病と診断されてもお腹には赤ちゃんがいるので「きちんと」必要な栄養は摂って、自己流でやらずにわからないことは栄養士に相談しながらやるといいですよ。外来患者むけに「外来栄養指導」というものがありますので、つらくなったら相談してみてくださいね。自己血糖値測定に使う消耗品の針は確定申告時の医療費控除の対象になりますので捨てずにとっておきましょう。