妊娠糖尿病で食事療法をしました
二人目を妊娠時、妊娠糖尿病と診断されました。
一人目の時は、血糖値を含め、全く異常がなく過ごしてきたので、二人目で診断された時は驚きました。
引っかかったのは初期の血液検査にて。正常の数値から1mg/dl高かっただけでしたが、一応負荷試験をやることになり、後日75gOGTTの検査をした所、全て正常値を上回りました。
「入院して、食事療法から始めましょう」と産科医から提案されましたが、一人目が幼稚園児であることや、自分自身が看護師として過去に糖尿病治療に携わったことがあり、通院での治療を希望しました。
それからは、通常の妊婦健診に加え、栄養指導と糖尿病専門外来に通うことになりました。
栄養指導では、食事三回、間食三回と、1日のうちに血糖値の昇降を乱さないように指導を受けました。
糖尿病の栄養指導というと、食事制限のイメージがあるかもしれませんが、間食も交えると空腹を抑えられ、そう厳しいものではありませんでした。
私が記載した1日のメニューをチェックしてもらいながら、ドレッシングの選択や、炭水化物の調節の仕方など、様々な工夫を教えてもらいました。
糖尿病専門医には、毎回の血液検査の結果を教えてもらったり、妊娠糖尿病の怖さの指導がありました。
妊娠中の高血糖の悪影響は、胎児に及ぶ可能性があります。
赤ちゃんが、巨大児や産後低血糖になるかもしれないと考えると、頑張って治療しなければ、と思わずを得ませんでした。
栄養指導のおかげもあり、私の食事管理が功を奏したのか、その後の血糖値は落ち着いており、薬物治療はせずに出産に至りました。
赤ちゃんに異常はありませんでした。
「出産し、胎盤が取れると大抵の方は血糖値が正常になりますよ」と医師から言われていた通り、出産後の血液検査は順調でした。
元の私の体に戻った気分でした。
出産から1ヶ月後、再度75gOGTTの検査をしたところ、無事に正常を伝えられました。
しかし、妊娠糖尿病になった方は、その後に糖尿病を発症するリスクがあるとのこと。
また1年後、検査することになっています。
妊娠糖尿病は、普通の糖尿病とは違い、妊娠中にだけ起こる特殊な病気です。
私は食事療法で管理しましたが、それでもコントロールできない場合、薬物療法としてインスリン注射ができます。(インスリンは胎盤を通過できないため、赤ちゃんには影響ありません)
様々な選択肢がありますので、糖尿病専門医や栄養士さんによく相談して、赤ちゃんと共に乗り切ってください。