妊娠糖尿病の診断を受けました
私が妊娠糖尿病の診断を受けたのは28週の時でした。検診の終わりに先生から『実は、妊娠糖尿病の数値が高いんです』と言われました。
“糖尿病”自分には全く無縁だと思っていたので、正直驚きました。血糖値の基準値140mg/d1以下のところ160mg/d1 。このままインスリンの分泌が少ない状態が続くと、巨大児や羊水過多、生後の低血糖など赤ちゃんに悪影響を及ぼすということでした。
もう少し詳しい検査をすると、
食前86mg/d1 (基準値90mg/d1以下)
1時間後179mg/d1(基準値180mg/d1以下)
2時間後162mg/d1(基準値150mg/d1以下)
やっぱり、引っ掛かってしまいました。総合病院だったため、そのまま内分泌科にも通うことになりました。数値的にすごく悪いと言うわけではないということで、インスリン注射や入院はせず食事指導で様子を見ることになりました。
気をつけるポイントは、“ゆっくり食べる”“たくさん食べない”だそうです。お菓子も甘いものも大好きだったけど、赤ちゃんのためにとにかく我慢しました。同じ空間で、夫や娘が気にせず食べているのを見ると悲しい気持ちになることもありましたが、赤ちゃんのためです。
再検査を受けてから2週間後、もう一度検査を受けると86mg/d1で基準値内でした。さらに、ヘモグロビンA1cという、過去1~2ヶ月の血糖値の平均を調べるものがあり5.6%で、基準値内なので今のところ問題無いよと言われました。『良かった~』と安心しきっていると、『ただ、これはあくまで糖尿病患者用で一般の人間ドックなどで引っ掛かる数値5.5%に対して5.6%なので黄信号に変わりはないよ』と言われてしまいました。
気を引きしめ、残りの1ヶ月食事管理に気をつけて、無事に3300グラム台の男の子を出産することができました。生まれてすぐ、赤ちゃんの血糖値の検査をしてもらいましたが、問題無しでした。
どうして、私が?と思いましたが、妊娠中の糖尿病は、妊婦さんのせいではなく胎盤からでるホルモンの関係でなるものだよと先生に言われて少し気が楽になりました。食事に気をつけるいい機会になったなと、子供に感謝しています。
出産すれば、治りますので赤ちゃんが産まれるまでゆったり過ごしてください。