妊娠糖尿病と診断されて

23週6日の検診時に、病院で血糖値を調べる検査がありました。甘い微炭酸飲料のようなものを飲み、１時間後の血糖値を計るという検査です。朝食は食べてきてもいいと言われましたが、できればジャムなどの甘いものは控えてきた方がいいと言われていました。１時間後、数値は146で少し高めでした。多分大丈夫と思いますが、次また念のため再検査しましょうと言われました。1週間後、今度は念のため朝食を抜いて検査を行いました。飲み物を飲む前と、飲んで１時間後と２時間後に採血をしました。結果は72、182、179でかなり高めで、1泊の検査入院をすることになりました。入院中は栄養士による食事管理と、毎回食事前と食事後の血糖値測定がありました。入院中は栄養士さんの指導の元、野菜から食べるようにし、間食はもちろんしませんでした。カロリーもコントロールされた食事だったからか、血糖は朝食前75、朝食後99、昼食前88、昼食後95、夕食前78、夕食後101、就寝前95で正常でした。そこで、今度はインスリンはせずに、このまま食事管理で治療しようということになり、毎日何を何時に食べたかをメモするように言われました。

私の場合は、血中の糖度は高めでしたが、尿糖検査はいつもマイナスでした。また、特に自分の身体に症状はなく普通どおりの生活でした。

私は里帰り出産だった為、34週1日に里帰り先の病院に検診に行きました。そこで、切迫早産の疑いがあったため、入院することになったのですが、妊娠糖尿病ということで、切迫早産の点滴はできないと言われました。

1ヶ月前ほどから食後の血糖値だけがたまに高くなることがしばしばあり、入院中はまず毎回血糖値を測定しました。総合病院でしたが、食事は特に制限はなく普通の食事でした。何回か測ったところで、血糖値が高いということで、いよいよインスリンを打たねばならなくなりました。食事の直前に決められたメモリ分を太ももへ注射します。インスリン量は先生の指示で増やしたりしていました。できれば注射は打ちたくなかったですが、血糖値をコントロールしないと、生まれてきた赤ちゃんが母体から切り離された時急激に低血糖になるといわれ、赤ちゃんのためだし、出産後は血糖値も元に戻ると言われ、今だけだからと我慢していました。

出産は、予定よりも2週間早く高位破水からの入院で、陣痛も順調で２時間半のスピード安産でした。赤ちゃんは3042グラムと、平均的で、特に病気や気になるところもなく元気に生まれてくれました。

出産後は、血糖値も通常に戻り、今は普通の生活をしています。