妊娠糖尿病のつらさ
妊娠糖尿病の診断を受けたのは、中期に行われる経口ブドウ糖負荷テストでひっかかり、再検査のため、空腹時経口ブドウ糖負荷テストに臨み、要注意の診断を受けました。
その後、別の要因で切迫早産(妊娠糖尿病が原因ではなく)となり、入院し、切迫早産の治療と並行して妊娠糖尿病の治療も行われました。代謝内科の医師から、厳格な血糖管理がなされました。点滴にはインスリン、食事は糖尿病食が出されました。毎日朝食前、朝食後、昼食前、昼食後、夕食前、就寝前に血糖を計りました。入院中は病院で出された食事以外禁止で、飲み物もお茶以外だめでした。とにかく血糖に左右する飲食はダメなので、とても辛かった記憶があります。
入院は17日間に及びました。退院5日前くらいに、インスリンの点滴から、自己注射に変わりました。
33週で退院し、里帰り先の病院へ行きました。そこでも、厳格な血糖管理がなされました。39週で生まれるまで約6週間、インスリンの自己注射を食事前に行い、血糖測定を朝食前、朝食後、昼食前、昼食後、夕食前、就寝前と行いました。実家でも、粗食に励みました。クリスマス、正月と一年で1番ご馳走が食べれる時期に糖質制限をされてしまい、とてもブルーな気持ちになりましたが、子供のためと頑張りました。
出産後は、血糖の数値も元に戻り、半年後にまた検査をして下さいと言われました。
妊娠糖尿病を患った人は、糖尿病になるリスクが高いと言われているので、普段の食事も野菜を取り入れたり、食べる順番を考えたりしています。間食は、甘いものを断つことはストレスになるので、なるべく、カロリーが低いものを食べるように心がけています。、、が、最近はそこまで気をつけていない自分がいるので、将来、糖尿病になってしまうぞという意識を常に持ちながら、毎日を過ごしていかなければならないと思いました。
妊娠糖尿病は、それまで健康だった人にもなる病気です。妊娠中のインスリンの分泌異常が原因で起こります。妊娠中は、子供を守るために、血糖の厳格なコントロールをして下さい。高血糖になると、赤ちゃんも高血糖になり、出産時に低血糖になり、いろいろな合併症を引き起こしてしまいます。
子供が生まれたら、血糖は元に戻りますが、将来、糖尿病を発症するリスクは高くなります。発症を防ぐためにも、毎日の糖質コントロールは大事です。
野菜を多めに取り入れ、食べる順番も考えた方が良いと思います。また、砂糖の代わりに人工甘味料を使用するなど工夫してもいいと思います。
甘いものは、無理にやめるとストレスになるので、カロリーが低いものを選んだり、毎日食べていたのを少し制限するなど、常に、糖質の事を考えて行動する事が、将来、糖尿病になるのを防ぐ事に繋がるのだと思います。