ハイリスク妊婦の促進剤での出産
元々、私はハイリスク妊娠の妊婦でした。
年齢は29歳だったので高齢出産ではなかったのですが、妊娠前からの肥満体系に加え、低身長(150cm)のため骨盤が小さく赤ちゃんが産道を通過しにくいというものです。
なので、妊娠中より産婦人科の先生から「赤ちゃんの体重が3000グラムを超えて、且つ予定日を過ぎても産まれない場合、促進剤を使った誘発分娩をしましょう」という話をされていました。
予定日当日、陣痛が来てそのまま入院となったため、入院当初は先生から「よかったね、このままお産が進めばいいね」と言われていました。
しかし、入院して半日経っても全くお産が進まず、微弱陣痛となってしまいました。
夕方ごろ、再度先生との面談があり「明日までにお産が進まなかったら、朝8時ごろから促進剤を使いましょう」ということになり、同意書等の記載をしました。
結局、そのまま翌日になっても陣痛は強くならず促進剤を点滴で投与することになりました。
朝8時開始予定でしたが、その日は出産の妊婦がとても多く、遅れて9時半ごろから開始。
最初は少しずつの量で我慢が出来るぐらいの強さの陣痛が来ていて、徐々に子宮口も開いていたのですが、それじゃ弱いということで投与の量を増やされました。
すると、そこからいきなり我慢できないほどの強い陣痛が2~3分おきに来るようになりました。
でもまだ子宮口が5cmほどしかあいてない状況。
いきみ逃しの呼吸や肛門あたりをゴルフボールで押してもらう等いろいろな方法を使いいきみを我慢しましたが、もう限界を超えていていきんでしまったりしていました。
本当に我慢が出来ず、泣いたり叫んだりしていました。(我慢しようとして体が痙攣を起こしていました)
子宮口7cmまで開いたところで、助産師さんが「もうお母さんが限界の状態だから、まだ子宮口10cm開いてないけど分娩台に上がりましょう」と言ってくれ、やっと分娩台にあがれました。
そこから、助産師さんが子宮口をこじ開けながらの出産が始まりましたが、結局赤ちゃんの状態が悪化し吸引分娩での出産となりました。
促進剤の点滴は出産が終わるまで投与され続けており、出産が終わった後の注射痕を見てみると、力みすぎて針が動いていてしまっていたため、かなりの大きさの青あざが。どうりで点滴部分が痛かったわけだ・・・(出産の痛みで途中飛んでましたが)
このあざは退院後も消えず、1ヶ月検診前にやっと消えました。
促進剤を使っての出産は事前に説明を受けていたため、そこまで抵抗がなかったのですが、ここまで痛いものだと思っていませんでした。(むしろ、予定日に産めるので使った方が安心だ、なるべく使いたいと思っていました)
次の出産時、促進剤を使うという話になったら、間違いなく「ギリギリまで使いたくない!」と言うと思います。
でも、計画分娩でない限り、やはり促進剤を使う誘発分娩という判断は母子の安全を第一に考えての処置だと思うので、しなければならない場合は最初からでも素直に受け入れるつもりです。
もし、促進剤(それ以外のものでも)を使った誘発分娩が必要だと病院から判断された場合は、産まれてくる赤ちゃんのためだと思い、素直に従った方がいいと思います。