のんびりやさんだった娘。
32歳で初めての出産を迎えました。お腹の中の子供はサイズが少し大きめで37週に入った頃の検診では下がってきているのでもしかしたら早めに生まれる可能性があると担当医師に言われ、予定より早めに里帰りをし、出産に備えました。にもかかわらず娘はちょっとのんびり屋さんだったようで、予定日を過ぎても陣痛が来る気配がなく、40週の入っての検診でこれ以上お腹の中で大きくなるとお母さんの骨盤を通りづらくなるとの判断で翌日から入院して誘発分娩をするということになりました。
翌日の入院・出産に備えて準備をして早めに休みましたが、その日の真夜中に破水。娘がついに出てきてくれる気分になったかな?と思い、すぐ病院に連絡を入れて入院となりましたが朝が来ても陣痛が全く来ませんでした。朝まで陣痛を待ってこなければ誘発しましょうとのことだったので、朝から陣痛促進剤を使っての誘発分娩が開始されました。
9時から徐々に誘発剤の量を増やし、自発的に陣痛が来るよう誘発しましたが、私の場合はなかなか本格的な陣痛が来ず、なかなかお産が進みませんでした。痛みをこらえながら時間だけがすぎ、心が折れそうになり助産師さんに「あとどれくらいですか?」と何度も聞きました。破水しているので今日中には生まれるから頑張って!という声に励まされてひたすら痛みに耐えました。最後は様子を見に来た担当医師が、体力的なことや自力での出産が難しかったことも考えて上からお腹を押して出産をサポートすることになりました。
陣痛の波に合わせて力んでね、と言われハイ!という掛け声に合わせて医師2人がかりで上から押すとやっと娘が生まれてきてくれました。
分娩にかかった時間は約10時間。正直なところ誘発剤の使用はちょっと怖いと思っていましたが、私の場合はなかなか陣痛が来なかったので、誘発してもらったことで比較的早く出産ができたのでよかったのだと思います。
初めての出産はたくさん不安なことがあると思いますが、気になることや不安に思うことは担当医師や助産師さんに聞いてみると心が少しでも軽くなると思います。担当の先生を信じて、お腹の赤ちゃんを信じて、素敵な出産経験をしてください。