誘発分娩での出産体験
二人目出産の際に、誘発分娩となりました。予定日の2週間ほど前から、微弱陣痛が始まりました。一人目出産の時は予定日より10日早かったので、今回も早めかな、と予想して毎晩、本番の陣痛がくるかとそわそわしていました。しかし予定日を4日過ぎても陣痛が本格化する気配がなく、産婦人科医から、CTGで赤ちゃんの動きがあまり良くなく、早めに出したほうがいいので、誘発のためカプセル状の薬をのみましょう、と言われました。薬をのんで3日出ないようであれば、帝王切開になるということも説明を受けました。
薬を飲み始めたのが予定日4日目の午後5時頃、その日は産院に一泊しました。薬をのんだ30分後からCTGをとるのですが、薬をのむ間隔が4時間毎で、CTGを1時間ほど記録していたため、産院のなかではほとんどCTGのために横に寝そべっている、という感じでした。CTGのために部屋に入る時にいつも、「ああ、また暇つぶし用の雑誌とか本を売店で買ってくるのを忘れた!」と思っていたのを憶えています。
一泊してからお昼頃になって、まだ本陣痛がこないので私もすこしあせりが出てきました。夫と、実家から来てくれた母が面会にきて、一緒にお昼を食べ、売店で雑誌を今度こそ買い、じゃあまた夕方、様子を見に来るねと言う夫達を見送りました。その後、一人で、もうお腹の赤ちゃんは絶対、今日中に出す!と決めて、病院の中庭をぐるぐると歩き回ったり、スクワットや体操をしたりしていました。次の薬を飲む時間ギリギリまで、産むぞ、産むぞ、と呟きながらスクワットを繰り返した甲斐あってか、CTGが始まってから、それまでとはレベルが違う陣痛がくるようになり、せっかく買った雑誌も開くことができないほど陣痛の間隔が狭くなっていきました。手元のスマホに、陣痛の間隔を記録していって、10分切ったところで助産師さんをコールしました。
分娩室に入っても子宮の開きが7センチでまだ全開ではなかったので、開ききるまでベッドのうえでもだえていました。全開になり、助産師さんにいきんでいいですよ!と言われてから、15分ほどで産まれました。午後5時すぎに産まれたので、入院から出産までちょうど1日かかりました。
一人目も自然分娩だったので二人目の出産は早いと聞いていましたが、これほど早かったのは、やはり誘発分娩だったからかな、とも思います。本陣痛がきてから出産まで2時間程度で、急激な身体への負荷がかかったためか、一人目の時より産後の疲れが重く出たように思います。
誘発分娩は、カクテルを飲む、というのが一般的なようですが、私は錠剤でした。38週目くらいからのスクワットはいい、と聞いていたので、私の場合、本当に効果があったようです。