微弱陣痛からの陣痛促進剤
妊娠39週に入った月曜日の夜中、さあ寝ようかという時。
「ん?なんかお腹痛い・・・?」トイレに行きたい時のような痛みでした。すぐに治まったのでそのまま床に着く事に。
しばらくして「あれ、また痛い」「あ!これ陣痛だ!」病院で言われていた通り間隔を計り、10分おきになったので連絡。「すぐに来て下さい」との事だったので旦那と一緒に病院へ。
陣痛はもっと痛いものかと思っていたら案外平気。「これから大変だね、あんまり眠れないかもしれないけど今のうちに寝ておいたら?」等と旦那を気遣う余裕もあるくらいでした。
痛みも強くなってきたものの、痛みの合間に睡眠も取ってそのまま一日目の夜が明けた。
朝ご飯もしっかり食べて「助産師さんに結構痛いんですけど〜」と言ってみるも「これくらいじゃまだまだよ〜」とあしらわれてしまった。まだまだかぁー。
痛みをこらえながら陣痛室の中で歩き回ったりお尻歩きをしたりして陣痛を促してみるけど、まだダメらしい。火曜日の夜になっていよいよきつくなってきたものの「まだだね〜」と助産師さん。
この頃にはもう余裕なくって、隣で寝ている旦那のアホ面がなんとも憎たらしい!
朝になって、先生が来てくれて「陣痛なかなか進まないので促進剤入れますね〜それでダメだったら帝王切開かな〜」もうね、ビックリです。えー!こんなに耐えてきたのに帝王切開!そんなの聞いてないよ〜!
微弱とはいえかなり痛いところを引きずるようにして内診、骨盤の状態を見るためのレントゲンを撮っていよいよ促進剤を投与。リスクの説明をされて同意書にサインした時に急に不安が込み上げてきました。
「大丈夫かな、無事に赤ちゃん産まれてくれるかな」私が急に無口になったからか助産師さんが
「大丈夫だよ、初産は結構時間かかる人も多いから。赤ちゃん頑張ってるから一緒に頑張ろうね」って励ましてくれて「そうか、赤ちゃんも生まれたくって頑張ってるんだ!」と不安はそこでふっ切りました。
促進剤投与してから10分程して、痛みがMaxになり、同時に破水。痛いなんてもんじゃなくって、半狂乱で叫びながらのお産でした。赤ちゃんの顔を見た時、すごくほっとしたのを覚えています。
促進剤使うまで30時間以上苦しんでたのに、促進剤入れたら1時間もしないで生まれるんだから、促進剤ってすごいな〜って夫婦で関心してしまいました。
私は普通分娩の予定だったところを促進剤を使う事になったのですが、トータル36時間近くかかってのお産で年齢も30過ぎていたため体力的にすごく辛かったです。
痛みも苦しみも今はいい思い出ですが、今は無痛分娩も普及してきているのでそういうお産もありかなと私は思います。どんなお産でも命をかける事には変わりないですもんね。