初産 誘発分娩の良い点と後悔
わたしは里帰り出産だったため、妊娠32週で東北から関東へ里帰りをし、そこから関東の地元の産婦人科に通い始めました。それまで自宅近くの産婦人科では特に何も言われなかったのですが、地元の産婦人科の検診の時に「赤ちゃん大きいねー。向こう(自宅近くの病院)では何も言われなかった?」と言われていました。それから一週間ごとの検診の度に赤ちゃんが大きい、大きいと言われ続けお母さん太らないで、パンとお菓子食べないで等の指導をされながら臨月を迎え、予定日前の検診の時には子どもの推定体重が3700gとなっていました。先生からは「予定日まで待って、何も無ければ翌日には出しましょう。予定日翌日を誕生日にしましょう」と言われました。
入院する日や時間がわかっていたため、立ち会う予定だった東北に住む夫も焦ることなくこちらに向かうことができました。
当日は朝8時入院で促進剤を点滴で入れていたのですが、なかなか陣痛が強くならず、午後2時過ぎの内診で無理やり破水させられ、そこから陣痛の間隔と痛みが強くなりました。そして夕方、かなり陣痛の間隔が狭まった頃、いきみ逃しをしなければならないのですが、ラマーズ法で一生懸命逃しているつもりでもどうしてもいきんでしまい、何度も「赤ちゃんが苦しくなってるから!いきまないで!」と怒られてしまいました。よく言われるゴルフボールが無かったので、旦那に手でお尻を押さえてもらって我慢するようにしたのですが、これもなかなかうまくいかず、本当に苦しい思いをしました。
赤ちゃんも苦しい思いをしていたと思いますが、そのまま午後8時半過ぎに産まれました。初産だったので何がなんだかわからないまま、されるがままの出産でしたが、きちんと生まれて来てくれたことはとても感動的でした。
ただ、赤ちゃんは自分で生まれたい時期も時間も決めてくると聞くので、赤ちゃんにその時期を選ばせてあげられなかったんだなーという思いはありました。そしてゴルフボールを用意しておけば、逃すべき時にいきまないで、赤ちゃんも苦しまずに済んだなという後悔はありました。
出産で一番苦しいのは、子宮口が全開になる手前の、いきみたい時にいきんではいけない時です。いきみを逃すためのラマーズ法なので、その練習をしておくことと、ゴルフボールはあった方が後悔しないと思います。
あと旦那さんもできれば立ち会ってもらって、一緒に頑張って子どもの誕生を見届けてもらうといい経験になるので、良い父親になると思います。