誘発分娩での出産(全般)の体験談

壮絶な陣痛から出産までの道のり

私が出産したのは2015年の夏です。

早く赤ちゃんに会いたくて、毎日毎日実家の田舎道を歩いて、自然に陣痛が来るのを待っていました。

歩くだけではなく、家の廊下の雑巾がけをしたりスクワットをしてみたり、階段の上り下り、雑誌にかいてある事など色々試して毎日待ち侘びて日々を過ごしていました。

ですが、予定日を過ぎても前駆陣痛というものさえ感じることができませんでした。産婦人科の先生からは、あまり長くお腹にいすぎることになるとよくないから、計画的に陣痛を起こすことにしましょうと言われて、41週の3日か4日目あたりだったかと思いますが、そのあたりで予定を入れて頂きました。

自然に陣痛が来て欲しかったので、少し残念な気持ちもあったのですが、もうすぐ会えるという気持ちの方が高かったので、その日を心待ちにしていました。

産婦人科に行った2日後くらいのことでした。トイレに行くと血が少し出ていて、出掛けていた母に急いで電話して、もうすぐ陣痛くるかも!と、初めてのことなので勝手に想像して焦って電話をかけていました。

その日は結局何も起こらず、翌日の朝頃から少しお腹が痛くなってきました。ですが、陣痛はもっと痛いと思っていたので、う〜ん?陣痛なのか?という感じでした。

私は愛媛県の実家に里帰り中で、主人は兵庫県にいてその日は休みだったので、なんかお腹痛くなってきたと連絡していました。

昼くらいには、感覚は結構空いているものの、痛みが少し強くなってきました。

主人には細かく状況を伝えていたので、よし、今から行く!と急遽来ることに。

夕方にはご飯を食べるのが精一杯になってきたので、その後お風呂にサッと入り産婦人科に行くことに決めました。

一応入院の準備をして、夜10時くらいに産婦人科に行きました。

先生も駆けつけ、陣痛の起こり具合を見てもらいましたが、まだ少し弱いとのことで、一時帰宅することになりました。

ですが、帰りの車の中でもかなりお腹は痛く、帰って2時間ほど痛みに耐えましたが、もう痛くて痛くて病院でなんとかしてほしいという思いで、もう一度夜中に産婦人科に出向きました。車の中では、もう悶絶してました。

子宮口の開きを見てもらうと、さっきは1割くらいだったけど、5割くらいまで開いてるよ!と言われました。

それから、長い長い夜を痛みに耐えながら乗り越え、朝になりまた子宮口の開きを見てもらうと、7割くらいだねと言われました。

正直、夜中に見てもらってからかなり時間が経っているのに、なんでそれだけしか開いてないの?!という思いでした。

先生から、主人も一緒にと呼ばれ、陣痛が弱いため促進剤を使って陣痛を強めていきますねと説明を受けました。

お腹の痛みと、眠気と体力の消費で先生の話はあまり聞けず、とにかくどうにかしてほしい!という思いで、説明を聞いていました。

朝のおそらく9時くらいだったかと思いますが、点滴(促進剤)をうち始めました。

お昼くらいには死にそうになるくらいの痛みがおそってきました。

12時、13時、14時と、一体いつまでこの壮絶な痛みと戦うのかと気が遠くなり、ついに体力がつきそうになって白目になっていました。

もちろん、陣痛がすぐにやってきて起こされます。

15時になりやっとやっと、先生が登場しました!

破水もし、子宮口全開です!と言われ、やっとやっといきんでいい状態に。

いきむ時には、それまでこらえていた声がぎゃー!と出てきてしまい、先生達からはしー!赤ちゃんビックリします!と言われました。

もちろん、促進剤のおかげで陣痛の痛みはその頃マックスなので、しー!と言われておとなしくできるはずもなく声を出していました。

そしてやっと我が子に会え、産まれてきてくれた瞬間、さっきまでの壮絶な陣痛の痛みは本当に一瞬で忘れました。

後輩ママへのアドバイス

どのような形でも、我が子に会えた時の感動は素晴らしいものだと思います。

我が子に会えると痛みなんてこれっぽっちも感じません!お腹の赤ちゃんも、お腹の中でもがいてもがいて出てこようと頑張っているので、気持ちを共にしてがんばってください。

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