誘発分娩。予定日超過。胎児心拍低下。

予定日超過のため41週1日で入院しました。
37週から子宮口1㎝のままで、出産前の兆候は一切なく、ジンクスも全て試しましたが駄目でした。
41週の最後の検診で子宮口3㎝、NSTでは陣痛の気配なく、そのまま誘発分娩のため入院しました。

1日目
11時 子宮口3㎝のため大きめのバルーンを入れる。通常5分以内の処置に15分かかり、出血が多め。

13時 胎児の心拍が50に低下、医師2名、助産師4名がかけつける。体の向きを変えたり、酸素マスクをつける。
「バルーンの刺激や体の向きで臍帯が圧迫されて心拍が下がることがあります。次に下がったら帝王切開を検討します。」

左向き禁止。帝王切開の可能性があるため食事禁止になる。

16時 持続的な痛みと出血があり、同時に心拍が60に下がり、再び、みんながやってくる。1時間早くバルーンを抜く。子宮口5㎝。バルーンを抜いてから心拍の低下なし。

23時 規則的な5分間隔の痛みがでてくる。

二日目
3時 3分〜4分間隔
6時 1分〜2分間隔
9時診察 子宮口7㎝ 陣痛の間隔は短いが、子宮口全開していないので、誘発剤を使いますと説明される。

1〜2分間隔はすぐにでも分娩室に移動する感覚でいました。私の場合は、一回の陣痛の持続時間が3分もあり、休みは1分だったので、常に痛いような状況でした。

10時 誘発剤の点滴開始。
「少ない量から始めますね」と説明され、1時間に10ccペース開始。500ml入れても陣痛が来ない人もいると聞いていたのですが...開始から15分。

子宮が破裂する？ってくらいの激痛。それまでは、ふ〜！と長く呼吸することで息を凝らしていましたが、突然の激痛で震えだす。

胎児心拍低下、みんなが駆けつけて、誘発剤中止。

11時 「誘発剤が使えないので様子を見るしかない。陣痛が進んで子宮口全開になれば自然分娩。次に心拍が下がれば帝王切開です。」

朝の6時から1〜2分間隔の陣痛。意識は朦朧となる。子宮口は7㎝のまま。

15時 1分間隔、3分の長い陣痛から9時間経過して、医師から「お産が進んでいない、採血で炎症反応が上がっているので今日中に産みましょう。」「胎児の頭が少し斜めを向いて、回旋異常になりかけているが、この状況なら子宮口全開になれば自然に戻る可能性が高い。」「もう一度誘発剤を使います。それがダメなら帝王切開です。」

すでに気力を使い果たしていました。
1分間隔の陣痛の時には、毎回破水のようなシャーと流れる出血があり、出血量も多めと説明を受けていたので恐怖でした。

そしてまたあの激痛と、胎児の心拍低下が怖かった。誘発剤を使ってもすぐに効果がなければ、この状態を何時間も耐えるのか...胎児の回旋異常もある。

「先生、お腹切ってください。もう耐えられません。」

と伝えました。
他のママ達は、声も出せないくらいの激痛に耐えたのに、意識が朦朧としている自分は会話ができる...これは本当に陣痛のピークではないのかもしれない。自分が情けない。

先生は、もう一度だけ促進剤を使いましょう。帝王切開の適応にはなる状況ではありますが、まだ自然分娩できる可能性が残されています。

分かりました...

16時 促進剤再開
16時15分 激しい激痛に襲われる。呼吸法でどうにかなる痛みではなく、お腹が勝手に収縮する。

胎児心拍低下。

医師が駆けつけ、帝王切開の説明をされ、点滴中止。

しかし、その点滴の効果は止めても10分くらい続くと説明され、状況確認のために子宮口を見たタイミングで破水。子宮口7㎝から一気に全開になる。一度の陣痛ですべての羊水がながれ出るほどの勢い。

酸素マスクをつけられ、ベッドのまま分娩室へ。
胎児心拍が一時的に低下することもあるが、回旋異常もなおり、そのまま自然分娩。