初めての妊娠／稽留流産を経験して

初めての妊娠は稽留流産という悲しいものになってしまいました。
妊娠に気付いたのは5週目に入ったときで、生理予定日を1週間ほど過ぎ、検査薬で確認をしたところ陽性反応があり、主人と喜び合いました。
6週目に入ったあたりで病院へ行き、お医者さんから妊娠が成立していますと言って頂き嬉しさが込み上げました。そのときの検査ではまだ心拍の確認は取れず、2週間後に検診に行くことになりました。
赤ちゃんがどう育っているかを楽しみにして行った8週目の検診で、胎のうは大きくなっているものの、心拍が確認出来ないと言われ頭が真っ白になりました。そしてこのまま赤ちゃんが育たない可能性が大きいと言われましたが、信じられず、1週間後にもう1度診てほしいとお願いをし、その日は帰宅しました。
初めての妊娠ということもあり、妊娠しているのに赤ちゃんが育っていないという状況すら理解出来ず、帰宅してからインターネット等で色々と調べたことを覚えています。
心拍が確認出来ますように...と、祈るような気持ちで行った1週間後(9週目)の検査でもやはり心拍は確認出来ず、稽留流産と診断されました。前回の検診からの1週間である程度覚悟をしていたものの、やはりショックが大きかったです。
お医者さんから手術をするか、そのまま流れてくることを待つかと話がありましたが、体への負担等を考えて１週間後(10週目)に手術をしてもらうことに決めました。
手術当日は日帰りでいいとのことで、お昼前に病院に行き、処置をしてもらって夕方には帰宅しました。
麻酔をしての手術だったので、そのときの状況は覚えておらず、気がつくと手術も終わっていました。病院のベッドで寝ているときは、何とも言えない喪失感でした。
翌日まで出血はありましたが、体の不調もなく3日後くらいからは通常の生活に戻りました。

私の場合、出血や腹痛なのどの自覚症状もなく、未だに原因はわからないままですが、その後新しい命を授かり元気に成長していく我が子を見て、私たちのところに戻ってきてくれたのかな...と感じる日々を過ごしています。