心音が消えていました。

9週での稽留流産でした。

胎児の心臓が止まったのはおそらく、検診のために病院へ行く前日だったと考えています。なぜそう思うのかということですが、検診の前日の夜、布団の中で横にはなっていましたが、まだ完全に寝入っていない状態の時、いきなり私の体が一瞬痙攣したのです。

嫌な予感がしました。

翌日の検診結果は胎児の心臓が止まっており、稽留流産だと告げられました。一応また心臓が動き出す可能性があるかもしれない、ということで二日ほど日にちをあけて先生が診てくださいましたが、結果は変わりませんでした。

処置に関しては、手術で取り出す方法と自然に流す方法の二つがありました。後者の方が今後の妊娠へのリスクが少ないと説明され、夫と先生と相談し、二週間待っても母体から流れて来なかった場合、手術するという結論に至りました。

完全に流れたのは十日ほど経った後でした。この時に体から出たものはこちらで（言い方は悪いのですが）処分しましたので、流産の原因はよくわかりません。ただ先生の予想では、胎盤がうまく形成されていなかったのかもしれないとのことでした。

流産後の体調は、完全に流れたあと不正出血が続いたり、下腹部に鋭い痛みが走ったりなどがありましたが、悪化することなく二月ほどで良くなりました。