第1子出産前に経験した流産
妊娠が検査薬でわかり、友人の勧める産婦人科で受診してもらいそれでは次回…と言われ2回目の受診でもう心拍を確認できてもいい頃なのに確認できません。赤ちゃんも前回と比べても大きくなっていません。これは流産ですね。それではこれから手術の手続きをしてもらいます。
あれよあれよと流産の為に行う手術の手続きが進み、考える力もなくなりただ、ただ涙が出る私に病院の先生はこれは赤ちゃんじゃないのよ。と一言。その一言に大きく傷つきましたが、今思うと現実が受け止めれない私の気持ちを切り替えれるようにして下さったのだと思います。
ですが…そんな簡単に諦めれずこの子は成長が遅いだけだもしかしたら8週くらいになったら心拍が確認できるかも…なんて期待を持ち他の病院でも診てもらうことにしました。そんな期待は簡単に裏切られ2件目に訪れた病院で2度受診しましたが心拍は確認できず流産の為に行う手術をその病院で受けることになりました。その間も身体は妊娠初期の症状があり、体温が上がる、身体がダルい、眠さが強くなる、軽い悪阻がある。など身体は反応していました。
病院では稽留流産と言われ手術を受け日帰り入院です。病院では術後はしばらく安静にしてと言われ、職場に3日お休みをいただきました。
安静と言えども麻酔の関係なのか当日の運転、家事、入浴を禁止されただけです。後はいつも通り。生理痛のひどい時の様な下腹部、腰の痛みがあり、出血もありました。
術後は検査もなくそれ以降はその病院で内診を受けることもなく何が原因なのかわからずです。
ただ、ただ気持ちが追いつかずあれよあれよと非日常的なことが起こり、凄く短い妊婦生活が終わりました。
妊婦12週までに起こる流産の確率は高く、母体に原因があるわけではないと言われましたが…経験者はなかなかその事を周囲に話す事がない為か私自身この経験に対して無知過ぎました。経験後、初経から妊娠までの期間が長いとなりやすい、男性や女性の体質の問題ではなく受精した時に受精卵に異常があり育たなくなってしまうのです。いくら安静にしていても起こり得ることで妊娠さんの生活環境とは関係ない様ですがこの流産の確率や経験を知らない私の様な妊婦はついつい自分を責めてしまったり、またこのような事が起きたらどうしよう…と不安になります。今では2児の母ですが、もっと女性がこのような事を知る機会があれば私もこの時に前向きに受け止めれたのかな?とかんじました。