稽留流産の体験談

妊娠しても必ず続くとは限らない

私の妊娠が分かったのは、超初期の4~5週目でした。嬉しくてうかうかして、妊娠雑誌と関連本を買っていました。医師からも「エコーで赤ちゃんの心臓が動いてますね。まだ初期だから、母子手帳の発行の為に2週間後に来てくださいね。」と言われて帰宅しました。1週間後、生理の始まりのような出血をしました。だけどほんの少量でその日のみ、腹痛もなく、おそらく着床出血だろうと素人判断で過ごしていました。今思えば、素人判断でなく医者へ行くべきだったと反省しています。

 その後検診に行くと、先生から「赤ちゃんの心拍が確認できませんね。残念ながら流産してます。」と告げられました。あまりに突然のことで言葉が出なかったです。医師からは淡々と事務作業的に流産の堕胎処置をする方針を告げられ、「処置」という同意書にサインするように告げられました。妊娠したら、約10か月おなかの赤ちゃんと一緒にすごして出産するとばかり思っていただけに、理想と現実がかけ離れていてただただ茫然としていました。幸いなことに主人が同席していたので、主人と共に冷静な判断を下すことができました。

 処置は日帰りだということで、説明を受けた通りの準備物や絶食にして受けました。ただすごく緊張していて、前処置(膣に細い管を入れる処置)の痛さで気絶、処置後の麻酔からなかなか起き上がれないため、大事をとって入院となりました。本当に思いがけない展開でただただ情けない、悲しい思いをしました。
 処置のあとは数日軽い出血はありましたがその後検診をして頂き問題はありませんでした。悲しい経験をしたけれど、本当に命を授かることの大切さを実感した出来事になりました。

後輩ママへのアドバイス

素人判断せず、診察はこまめに受けたほうがいいです。旦那さんや頼れる人と一緒に検診に行くと頼れます。

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